色々なスタイルに合わせられる極上の一着。
この名品、先程聞いたらメーカー在庫はソルドアウトという事でしたので、いよいよ店頭在庫のみとなりました。
今年こそはと思っておられる方は、お早めにご覧ください。
バズリクソンズの冬のジャケットの大定番、アメリカ海軍の1910年モデルのピーコートをご紹介します。
かつてドラマで草彅剛さんが着た事でも有名になりましたが、アメカジファンには以前から知られるロングセラーです。
「バズリクソン ピーコートNAVAL CLOTHING FACTORY 1910's MODEL BR11554-01 NAVY」 です。
存在感のある厚手のメルトン、スッキリとしたシルエット、シンプルで美しいコートでありながら、オールドネイビーの歴史が滲む一着です。
ウール90% ナイロン10%のメルトンは、いかにも目の詰まった上質なメルトンです。
ナイロンを入れるのは強度を増す為です。
色は濃いネイビーです。
端部分で測ると厚さが8mmあり、ずっしとくる重さが頼もしいですよ。
襟元はアメリカ海軍の下仕官らしいカッチリとした雰囲気が漂います。
大きくて存在感のある襟は、寒い時は立てても着れます。
裏側にはチンストラップが付いています。
襟を起てる事で風を防ぎますし、この広い襟は甲板での見張りの時に遠くの音を拾いやすくする為もあるとか。
ギザギザの襟裏の補強もミリタリー感がありますね。
その下は5本の横ステッチでしっかりと補強しています。
勿論このあたりのディテールもオリジナルの通りです。
見えない部分ですが、ここの小さなボタンにも碇マークが刻まれています。
Pコートは船上で着るコートですから、左前、右前どちらも出来るダブルフロント構造です。
二列のボタンは、風向きによって横から風が入らない様に右前左前を選ぶ為です。
Pコートの特徴でもある黒光りするゴツくてしっかりとしたボタンは、碇の周りに星が13個並んで彫り込まれています。
この13個の星の数は、1777年にアメリカが合衆国として独立した時の州の数が13であった事に由来しています。
碇の鎖まで細かく彫られていますよ。
1910年モデルの特徴でもあるハンドウォーマーです。
中は保温効果の高いコーデュロイが張ってあり、ここに手を入れて温めます。
厚手のメルトンですが、ポケット口のステッチも綺麗ですよ。
後ろ姿も美しいです。
メルトンの厚さからくるシッカリとした雰囲気が滲み出ていますね。
センターベント仕様になっているので、スッキリとしたシルエットでも動きやすいです。
内張りは上質感があり袖通りも良いコットンとレーヨンの混紡生地です。
右胸には官給品のラベルが付いたポケットが付きます。
左裾にもポケットがあります。
このポケットは浅く、コインポケットやウッチポケット的な用途ではないでしょうか。
ジャストで着るとスッキリとした綺麗なシルエットです。
この雰囲気ですからB.Dシャツ等やスーツのコートしても使えますが、アメカジ感を出してスウェットやデニムパンツに合わせた時もハマりますよ。
そのあたりもロングセラーの要因ですね。
シュガーケーンのレッドウォバッシュワークシャツを差し色的に使ってみました。
ネイビーにレッドが映えます。
ブルーシャンブレーやホワイトシャンブレーはもちろん鉄板です。
ミリタリーパンツとススウェットパーカーにも。
無骨なミリタリーパンツに海軍のPコートも、ミリタリー系のハズシ感です。
ネイビーのメルトンとグレーのスウェットは安定感がありますね。
ずっしりとした質感と厚みのあるメルトンを使った正にミリタリーのPコートと言えますが、着ると海軍らしいカチットした真面目な感じとともに細身のオシャレな雰囲気が漂うところも、バズのPコートが毎年人気の高い理由です。
バズリクソンの名品「 ピーコート 1910's MODEL」 、目の詰まったメルトン、ズッシリとした質感、いつかは持ちたい一着です。
58000円 + TAX です。