迷ったらこれ!なデッキジャケット。
先程ご紹介したクラッチマガジンのインスタ動画でも出てきたU.S NAVYのデッキジャケットをご紹介します。
動画の中ではバズリクソンズのディレクターの亀屋さんが解説されていました。
デッキジャケットも色々ありますが、やはり人気の高いのはN-1です。
先日カーキをご紹介したので、今日はネイビーをご紹介します。
オールドネイビーの機能美が滲み出る名品です。
「バズリクソンズ デッキジャケット N-1 BR12030-01 NAVY」 です。
N-1デッキジャケットはアメリカ海軍の艦艇乗組員のジャケットです。
N-1と言えばカーキが有名ですが、初期には短い間ですがネイビーも作られていました。
ネイビーカラーは1944年に採用され、早い時期にカーキに変わっていきます。
その初期型のネイビーカラーを復刻しているのがこのモデルです。
腰丈でサイドにポケットがあり襟元にボアが付く、シンプルで無骨なオールドミリタリーの作業着感が魅力です。
ボディーはカーキと同じコットン・グログラン通称「ジャングルクロス」です。
経糸に細い糸、緯糸に太い糸を使った布地で、表面に独特の小さな縞模様が現れています。径糸緯糸の太さの違いから生地の密度が高まり、防風防水性に優れているのが特徴です。
独特のゴワットした素材感は、デッキジャケットの醍醐味です。
襟元にはアルパカ&ウールパイルが付きます。
アルパカ&ウールパイルはライニングにも使われています。
表示にはウール40% アルパカ35% コットン25%と書いてありますが、コットンは下地でその上にウール(羊毛)とアルパカの毛で作った混紡糸でパイル状に縫い付ける(植毛)というのが正確な表現です。
下地をウールにすると強度が出ませんので、コットンになっています。
勿論これもオリジナルを解析して再現した結果ですよ。
風が強い時などは襟を立てる事でアルパカの毛が首の保護をします。
チンストラップで固定できますよ。
襟の補強ステッチの入り方も、無骨感があります。
ファスナーはニッケルのCONMATICです。
後継モデルのカーキは真鍮のCONMATIです。
このあたりも全てオリジナルに忠実に復刻させていますよ。
袖口にはステッチが一本入ります。
これはカーキには無いディテールです。
袖口の入り口までアルパカウールが付いています。
奥にはリブがあり風の侵入を防ぎます。
カーキはリブの外にはアルパカウールは付いていません。
後ろにはU.S.NAVYの文字が入ります。
カーキは前面左胸にUSNの文字が入りますが、後には文字が入りません。
この文字は夜間光るリフレクターの文字なので、夜間のバイクや自転車にも良いですね。
ライニング(内張り)は襟裏と同じアルパカ&ウールパイルが全体に貼り付けらています。
脇部分はジャングルクロスで補強が入りますよ。
裾にはドローコードが付いていますので、ここを締めると下からの風の侵入も防げます。
やはりネイビーのデッキジャケットはチノパンツと好相性ですね。
腰丈の丈感がワークジャケット感を醸し出します。
もちろんワークジャケットですが、ミリタリーのワークジャケットです。
この無骨な雰囲気が魅力ですよ。
色々な着方が出来ます。
同じジャングルクロスのデッキパンツに合わせてみましょう。
デニムパンツにも。
特にネイビーは経年変化が表れやすいです。
着る時の環境や洗い方によって違いは大きいですが、右の写真は同じバズリクソンのN-1ネイビーを7年間着たものです。
バイクに乗る時や作業時に着用です。
バイク用のグローブでこする分、より色落ちしています。
作業も家屋解体作業等で本気使いしているので、特にエイジングがハッキリと刻まれています。
選択はシーズンに1回手洗い、最終的にははコインランドリーです。
こちらは同じネイビーのデッキフックジャケットのエイジングモデルとしてバズリクソンズが作った物です。
やはりブルーグレーの様な色合いになっています。
ヴィンテージの写真でも見られる雰囲気ですね。
当時の物を分析し同じ素材で作る事で、同じ経年変化が味わえるというのも、バズリクソンズの支持されるところです。
N-1は武骨でタフな雰囲気の中にミリタリー独特の機能美があります。
着こんでいく事による経年変化でより味わいが増してくるのも楽しみです。
そしてタフな素材感は、着た時の安心感にも繋がります。
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