ジェラード  "Salem Vest"  AG63503 オールドネイビー | アメカジショップ「ザ ホワイツ ウルフ」のマスターの日記

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あのジェラード渾身の”セイラムブランケット”が…

 

 

ジェラードの今年の目玉の一つ配色を変えて復活した"Salem Vest"をご紹介します。

 

20年代の希少なネイティブ柄のブランケットを日本の匠の技で織り上げたセイラムベストとセイラムジャケット、そのブランケット生地を織って頂いていた機屋さんが現在は廃業、そこは元々一台しか稼働していなかったジャガード織機を扱っていた機屋さんでした。

 

これにより生産が不可能とされていたブランケット生地ですが、今シーズン、生産背景の様々な方の協力のもと、この大柄のネイティブ柄ブランケットを織れる新たな機屋さんと取り組みが出来る様になり、配色とディテールを変えて作られたのがこちらです。

 

 

「ジェラード BASIC COLLECTION "Salem Vest"  AG63503 オールドネイビー」 です。

 

 

 

 

今回一から紋紙(柄を織るための型紙)を再製作し、糸の打ち込み本数は織機の都合で全く同じには出来ませんでしたが、織り上がってからの整理加工で過去作品と同じ厚み同じ生地感を再現しています。

 

限られた職人による解析と調合と制作によって再現されたジャガード柄のウールブランケット生地は、ふっくらとした質感を持つ最高品質の生地です。

 

色は以前はブラックXキナリでしたが、今回はネイビー×キナリです。

 

ブラックXキナリはアウトサイダーな印象ですが、こちらはハッとするオシャレ感ですかね。

 

 

 

 

 

 

 

ボタンはメタルボタンから猫目のシェルボタンに変更。

 

 

 

これに限らずですがこのような厚手の素材は、ボタンの取り付けに遊びをとっていますよ。

 

ここがピッタリ付けていると、留めにくくなります。

 

 

シェルボタンの裏側は生地を傷めないように小さなボタン(力ボタン)仕様になっています。

 

 

ポケットの柄に完璧に柄を合わせ贅沢に生地を使い、ブランケットの最高のジャガード柄を最大限引き出せるよう製作。

 

 

 

後ろです。

 

左右対称にジャガード織のネイティブ柄がハッキリと表れています。

 

 

 

裏側です。

 

美しい仕上がりですよ。

 

 

 

ブランケット生地の端の部分は全てパイピングをかけて保護。

 

 

クッシュマンのブラックのウエスタンシャツに合わせてみました。

 

ブラックにネイビーが映えます。

 

 

 

 

 

 

この色や柄がジェケットの中からチラリと見えるのも粋ですね。

 

ジェケットはジェラードのHobo Coatです。

 

英国製のウールで作ったクラシカルなコートです。

 

 

 

 

 

 

 

調和しながらもインパクがあるベストです。

 

デニムパンツやワークシャツにも良く合います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョン・グラッコーのパンツにミスターフリーダムのネルシャツです。

 

柄X柄はハマるとカッコいいですよ。

 

 

 

 

 

 

 


このベストの名前の「セイラム(Salem)」は、ペンドルトンで有名なオレゴン州のなかの一つの都市の名前で、「平和」を意味するセム語(アラビア語のsalam、ヘブライ語のshalom)から派生した名称だそうです。

 

そこには1812年と大変早い時期から最初のヨーロッパ人がこの地におり、彼らはアストリアの毛皮貿易会社に勤め、動物を罠で捕まえたり食料を収集したりするためにこの地を訪れた者たちであったそうです。

 

そんなウールやブランケットゆかりのある歴史からこの名前を名付けています。

 

日本の職人技を守り伝承する意味も込めて挑んだプロジェクトが生みだした特別なウールブランケットベスト、途切れた糸を紡ぐように色々困難を解決しながら新たに作る事が出来ました。

 

そんな色々な背景もありますが、何と言っても商品としてのカッコ良さは抜群ですよ。

 

ミリタリーパンツに合わせたり、カット―ソと重ね着したり、着方を考えるのも楽しいですし、ハマった時のコーディネートの完成度はかなりの物になりますね。

 

ジェラード渾身の"Salem Vest"、新配色のオールドネイビー是非実物をご覧ください。

 

65000円+TAX です。