マトソンラインに乗って時の彼方から。
ライトニングでも特集が組まれていましたが、今年は「マトソンライン」のメニュー柄のアロハシャツが復刻されました。
マトソンラインは、1882年創業の船会社マトソン社が主に1930年代から40年代にかけてアメリカ本土からハワイまで就航していた豪華客船の総称です。
当時は煙突のある蒸気船で、「マロロ」「マリポザ」「モンテレイ」「ラリーン」等が美しさと豪華さを競いました。
サンフランシスコからホノルルを4泊5日の船旅の中では4~5回のディナーがあり、その日限りのメニューのカバーには当代一流の画家が描いたハワイへの旅情を誘うデザインが描かれていました。
マトソンラインのメニューカバーをデザインした主な画家は二人います。
「フランク・マッキントッシュ」と「ユージン・サベージ」です。
グラッフィクアーティストのマッキントッシュは柔らかいブラシワークが特徴で、彫刻家でもあったサベージは、力強い作風が特徴です。
下の写真はフランク・マッキントッシュのメニューカバーの一つです。
こんな感じで日付の入ったメ―ニューとセットになっており、もちろんコレクターズアイテムになっています。
そして今日ご紹介するのが、このマッキントッシュのメニューデザインをアロハシャツにしたものです。
夢のハワイ航路旅のお土産として、またハワイへの憧れ込め作られた50年代初期の作品の実名復刻になります。
レッドとブルーがあり、ブルーはベーシックな良さ、レッドはハッとさせる良さがありますので、ハッとさせるレッドでご覧ください。
赤のアロハシャツはカッコいいですよ。
「サンサーフ スペシャルエディション " MACINTOSH MENU " SS38676-165 レッド」 です。
30年代に活躍した画家「フランク・マッキントッシュ」による独特の画風が捺染されたデザインは、他を圧倒する存在感を放ちます。
夢の楽園ハワイの憧憬を掻き立てる正に芸術家の作品ですね。
このデザインは当時も人気が高く複数のブランドからリリースされていました。
今回復刻したモデルを手掛けたのは、ホノルルのオースチン・レーン922番地でコウモト・スポーツウェア社からスタートしたブランド「ホオカノ」です。
同社はムサシヤ、キロハナ、チェリー・ブロッサムなど日系ブランドのシャツも製作していました。
ラベルは「ホオカノ」の実名復刻です。
レッドはネイビーとは特に相性が良いですね。
ジェラードの55デニムのエイジングサンプルに合わせてみました。
レッドとブルーでメリハリがありお互いを引き立てます。
シュガーケーンのウォバッシュストライプのワークパンツと合わせてみましょう。
こちらもメリハリが付き良く合います。
そしてストライプにアロハシャツの「柄X柄」もカッコいいですよ。
ハットはドライボーンズのCrash Hatです。
ブルーもあります。
ヴィンテージ感一杯の良い色です。
こちらは今年のサンサーフアロハシャツの表紙と同じ色ですね。
サンサーフがこれまで復刻してきたヴィンテージアロハシャツの中でも、再復刻のリクエストが絶えない作品が「マッキントッシュのメニュー柄」です。
まるで当時の地上の楽園への憧憬をアロハシャツの中に詰め込んだ名品が、現代に蘇ったような一着です。
19000円 + TAX です。