サンサーフ GOLD FISH BOWL by KEN THE FLATTOP SS38718 | アメカジショップ「ザ ホワイツ ウルフ」のマスターの日記

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これ、傑作!

 

 

サンサーフの今年の「KEONI OF HAWAII」をご紹介します。

 

まずはケオニ・オブ・ハワイについて簡単にご説明を。

 

ケオニ・オブ・ハワイはサンサーフの一つのシリーズです。

 

アロハシャツ史に名を残すテキスタイルデザイナー ジョン・メイグス氏は伝統的なアロハのデザインの中に斬新なデザインを取り入れ、アロハシャツの世界を大きく広がりのある物にした有名なデザイナーです。

 

有名なゴーギャンの絵のアロハシャツもメイグス氏の作品です。

 

そのメイグス氏は2003年に亡くなりました。


1996年に東洋エンタープライズはヴィンテージアロハシャツの資料を収集する過程で、まだ御存命だったメイグス氏を訪問しています。


その中でサンサーフの理念に共鳴した氏は、1940年代に描いた自らの未発表のデザインを提供してくれ、また新たにデザインを書き起こしてくれたりし、それが元でスタートしたのが、「ケオニ オブ ハワイ」シリーズです。

 

今年はその時制作された作品も復刻され話題になっていますね。


ちなみに「ケオニ オブ ハワイ」の名前は氏のアトリエの名前から頂いたそうです。


メイグス氏ご高齢の為2001年以降は、彼の志に共鳴するアーティスト達が作品を提供するようになりました。


そこから「ケオニ オブ ハワイ」の現在のスタイルが確立されていきます。


毎年色々なアーティスト達がプロデュ―スした斬新な作品を発表しています。

 

今年はピンストライパーのKEN THE FLATTOPさんがクールな作品が作られましたよ。

 

サンサーフのカタログからケンさんの制作風景です。

 

 

この作品を作るにあたってのコメントです。

 

「モチーフのあるデザインをピンストライプで表現するのが好きだったこと。また海外のイベントに参加する過程で自分のアイデンティティとして和の要素が強いことを感じ、金魚や鯉などをモチーフにすることが多くなりました。そのなかでも金魚は種類が多く、その動きの美しさをこれまでも様々な形で描いてきましたが、今回は『自分の描いた金魚をアロハシャツの上で泳がせてみたい』という想いを表現しました。

 

 氏のインスタグラムにもフリーハンドで描いている動画が掲載されています。   高林 憲(@kentheflattop) • Instagram写真と動画

 

 

 

それでは2021年ケオニ・オブ・ハワイをご覧ください。

 

「サンサーフ KEONI OF HAWAII “GOLD FISH BOWL” by KEN THE FLATTOP SS38718-128 ネイビー」 です。

 

ネイビーベースにピンストライプで描かれた金魚が活き活きと泳いでいますよ。

 

 

 

 

 

ブラシで引いた「線」のみの装飾で金魚の「立体の動き」を表現しています。

 

 

いくつもの線を交差させて描かれた金魚は、一本一本の線はすべて上下の重なりが決められており、それによって立体感と躍動感を表現しています。

 

 

水の流れにも見えるサックスのピンストも綺麗ですよ。

 

 


 

 

 

バランスの良いピンストライプはコーディネートした時に実に綺麗にハマりますね。

 

 

 

 

 

チノパンツにも良く合います。

 

 

 

 

パンツは素材感と形の良さで好評のジェラードのミリタリーチノ「41カーキ」です。

 

 

 

このアロハシャツは、傑作ですよ。

 

とてもカッコいい!

 

 

 

 

サンサーフのカタログの解説に書いていましたが、金魚が泳ぐ情景をピンストライプで表現するのは、これが平面的な表現のみならば、他のアーティストにも可能なことかもしれませんが、見た者に金魚たちの躍動感まで感じさせるとなると、それは全く異なる次元となってきます。

 

ここにKEN THE FLATTOP氏の世界があり、その複雑な交差を高い技術のいる「抜染」でプリントすることで、アーティストのこだわりを昇華させた作品です。

 

 

24000円 + TAX です。