久しぶりのハワイデザインは、構図、バランス、色合いとも秀逸な…。
テーラー東洋の2021春のスカジャンをご紹介します。
今年は久しぶりにハワイデザインのスカジャンが復刻されています。
スカジャンは英語でSouvenir jaket と言いますが、Souveniはお土産という意味で、文字通り米兵達がお土産で買っていくように日本で作られたジャケットです。
その為、日本らしい風景がデザインされた物が多いです。
その後、各地（ハワイ、グアム、アラスカ、フィリピン、韓国等）の基地のPX（売店）でも取り扱われるようになり、日本からご当地のデザインの物を作り送っていたそうです。
今日ご紹介するのは、ハワイで売られていたスカジャンの復刻です。
「テーラー東洋 アセテートスカジャン KING KAMEHAMEHA X UKULELE TT14813-128」 です。
日本だと富士山や鷲虎龍でしょうが、ハワイモデルはサーフーボードを操るロコガールです。
水着も当時の写真で見るようなクラシカルなタイプですよ。
バックはカメハメハ大王、後ろにはイオラニ宮殿、フラガールが踊るなんとも素敵なデザインです。
バックパネル全体を使ったバランスも良いです。
渋めのピンクがアクセントになっています。
カメハメハ大王像はハワイのアイコン的な観光スポットの一つで、いかにもスーベニアらしいデザインです。
フラガールの手の動きが全て違いますよ。
ピンクの色合いも味わいがあります。
椰子の木のグリーンは、ブルーを背景に南国らしさを感じさせます。
HAWAIIの文字はフラガールと同じピンクです。
このピンクが効果的に使われていますね。
前面の水着やサーフボードにもこのピンクが使われています。
リバーシブルの逆面は南国の花とウクレレです。
ブラックベースに鮮やかに映えていますよ
良く見るとこちらにもピンクが効いていますよ。
ボリューム感がありながらも細かい刺繍です。
正面はハワイの景色です。
スカジャンが引き立つように、チノパンに合わせてみました。
新色オリーブも好評なバズリクソンズのオリジナルスペックチノです。
ハワイのデザインの中でも、これは特に完成度が高いと思います。
明らかに分かるモチーフ、構図のバランス、色合い等がとても良いです。
それでいてヴィンテージのスーベニアジャケット独特のノストラジックな雰囲気もしっかり再現した、テーラー東洋ならではの一着になっています。
43000円 + TAX です。
