DAPPAR`S Classical Lineman Boots LOT1152 SST BEG | アメカジショップ「ザ ホワイツ ウルフ」のマスターの日記

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抜群の履きやすさで知る人ぞ知る名品ブーツ。

 

 

ダッパーズのブーツをご紹介しましょう。

 

無骨で美しく抜群の履きやすさがあるブーツです。

 

「DAPPAR`S Classical Lineman Boots LOT1152 SST BEG」 です。

 

40’sのラインマンブーツをベースに、野暮ったさが残る雰囲気を出すためにオリジナルの木型を作り制作しています。

 

 

 

レザーはアフリカ原皮のクドゥー(ウシ科ブッシュバック属に分類される偶蹄類)のレザーを使っています。

 

クドゥーのレザーは柔らかく粘りがあり裏側が美しいレザーで、スウェードにも適しています。

 

アッパー部分がスウェード(裏革)、トゥー(つま先)はスムース(表革)を使っています。


 

 

トゥー部分(つま先)がクドゥーの表革です。

 

クラックを刻む味わい深い雰囲気のレザーです。

 

スウェードとの調和感が絶妙ですよ。

 

 

 

 

製法は伝統的なブーツの製法のグッドイヤーウェルト製法です。

 

ウエルトと言われる細革を介してアッパーとアウトソールを縫い付ける製法で、制作工程は複雑ですがアウトソールの交換がしやすく、見た目も重量感が漂う製法です。

 

 

 

オフホワイトのステッチの周りがウエルトと言われる細革で、こことアッパー(本体)を縫い付け、さらにこことアウトソール(靴底)を縫い付ける事で、全体を一体化するという製法がグッドイアーウエルト製法です。

 

間にウエルトを介しているので、修理の時はそこを外せば靴底だけが外れるという利便性があります。

 

張り出したウエルト部分が見た目にもオールタイプのブーツらしさを滲ませますね。

 

このウエルトには、アメリカ製バーバー社のストームウェルトを採用しています。

 

 

 

 

 

4mm厚のレザーのダブルミッドソールが入り、ヒール部分は3層の積み上げべンズレザーが入ります。

 

 

 

 

 

本底とトップリフトにはBILTRITEを採用しています。

 

BILTRITEは50年代に存在したソールメーカーで、ヴィンテージ愛好家には知られるソールです。

 

仕様は履き心地を重視したセパレートタイプです。

 

 

 

 

ライニング(足底が当たる部分)は牛ヌメ革を使用しています。

 

シャフト部分の内側はクドゥーの表革になっています。

 

外側が裏革なので、内側に表皮が来ているのですが、実はここが重要です。

 

この部分は普通は革を張って二枚革にする事が多いですが、柔らかくて強さのあるクドゥーを使う事で、裏張りをしなくてもしっかりとしたアッパー(本体部分)になっています。

 

そしてそのことがこのブーツの一番の特徴の履きやすさにつなっがっています。

 

足を入れると分かりますが、このブーツはとても履きやすいブーツです。

 

一枚革にする事で柔らかさが出ますので、ブーツ独特のゴワっとした感じが軽減されますよ。

 

 

コンビのブーツのオシャレ感がありながらデニムにも良く合いますね。

 

 

 

ウォバッシュパンツも良く合います。

 

 

 

 

知る人ぞ知る話ですが、ヴィンテージ研究家でもあるダッパーズ代表の野尻さんは長い腰痛持ちで、その野尻さんが腰に楽なので常に履いているのが、このブーツです。

 

さらに氏の周りには、ヴィンテージコレクターやコアなブーツ愛好家も多いですが、彼らをして一度履いたら止められないといわしめるほどの履きやすです。

 

拘りのディテールや雰囲気抜群の容姿と伴に、履きやすさという機能性の高さが備わった名品が、このダッパーズのラインマンブーツです。

 

是非一度お試しください。

 

 

69000円 + TAX です。