あのトイズマッコイをしても長年の夢だったと言わしめる究極のライダース完成 !
トイズマッコイが長年の検証の末に遂に完成させたダブルライダースをご紹介しましょう。
今年の春の目玉でもあるDURABLE社のライダースです。
DURABLE社のライダースと言えば、映画「WILD ONE」の劇中でマーロン・ブランド演じる暴走族リーダー、ジョニー・ストレイブラーが着ていたあのライダースです。
劇中ではバックにピストンスカルをペイントし、インナーにはTシャツ、足元はエンジニアブーツという今でいうバイカースタイルでした。
53年に公開されたこの映画は、第二次大戦後の好景気に沸く中、画一化した生活様式や古い慣習にストレスを感じていた若者達に大きな影響を与えました。
ドレスコードをブチ壊すジョニーの服装は、労働者階級しか身に着けないジーンズとエンジニアブーツ、下着として認識されていたTシャツの上にライダースジャケットという野性的なスタイルでした。
当時の社会では到底許容されない「不良の服」は、若者たちの圧倒的な熱量によってアメリカン・スタンダードの一つとして認知され、そのアイコンというべきライダースジャケットこそがDURABLE社の CODE 33というライダースです。
今年はバックにスカルピストンのペイントを入れた劇中モデルも作られましたが、今日ご紹介するのはそのペイント無しのプレーンモデルです。
「トイズマッコイ DURABLE CODE33 DOUBLE RIDERS JACKET TMJ2114-030 ブラック」 です。
とても美しいですよ!
劇中のジョニーの様な胸回りの少しゆるい感じのシルエットもご注目下さい。
レザーはこのジャケットの為だけに仕込んだホースハイドレザーです。
もちろん定評のあるトイズマッコイの艶やかなブラックは、ここにも活かされています。
20年代30年代のスポーツジャケットから40年代にDポケットのライダースが作られ、そして50年代に登場したのがライダースの完成形と言われるのがのモデルになります。
ワンスターと呼ばれる星形スタッズも有名なディテールですね。
映画のカスタムモデルはネジ式でスタッズが付けて在り、プレーンモデルはヴィンテージの古着同様にツメ留め式にして差別化をはかっています。
フロントのファスナーはデットストックのCROWNを使っていますよ。
劇中ではTALONのファスナーですが、デュラブルのヴィンテージの中にはCROWNを使っている物あり、今回は希少なデットストックのCROWNファスナーを採用したそうです。
特別感がありますね。
バックルは型から起こしたオリジナルのバックルです。
なかなか気づかないところですが、ポケットの中にはデュラブル社の中でのこのモデル名でもあるCode33のタグが付いていますよ。
肘あたりまでくる長さのあるファスナーも特徴的です。
こちらのファスナーはTALONです。
後ろです。
襟は映画の様に立ててもカッコいいですね。
肩には広めのプリーツが入ります。
スッとした見た目なのに着た時に肩周りが驚くくらい楽です。
胸回りが楽でウエストがグッと絞られたシルエットです。
これが映画の様なちょっと癖のあるシルエットを作ります。
どのサイズで着るかにもよりますが、胸回りが緩いことで出るシルエットと、それによって出来る独特の皺を意識した作りになっています。
このあたりも長い検証の末の成果ですし、ここが難しいといころですね。
劇中ではライニングを外していますが、こちらは深紅のキルティングの内張になります。
ブラックとの対比が美しく大人不良な色気がありますよ。
襟元と裾にはコ―デュロイを付け補強しています。
DURABLEのネームが入りますよ。
前明けスタイルも良く似合うジャケットです。
ジェラードの55デニムパンツをロールアップして穿かせてみました。
時代的にピッタリですね。
どのサイズで着るかでシルエットは変わってきますが、この感じは映画を彷彿させますよ。
ウエストが細く胸回りがユルイ感じです。
DURABLE CODE33の特徴的なシルエットバランスとそれによる皺の入り方です。
あのトイズマッコイをしても長年の夢だったと言わしめるDURABLE CODE33の復刻です。
時間をかけたトイズマッコイらしい流石の出来栄えを、是非ご覧いただきたい一着です。
さりげなく羽織るだけでも上質でハマった存在感が滲み出ますので、勿論バイクに乗らない方にもお勧めです。
トイズマッコイクオリティーの色気のある究極のライダースが完成しました。
250000円 + TAX です。
(36と40はこれから3月をめどに納品予定です。)