歌川国芳 参上!
サンサーフのスペシャルなアロハシャツをご紹介します。
本来なら海外からのお客様も多いオリンピックイアーというのもあり、日本の江戸文化の素晴らしさを披露する意味も込めて作られたSUN SURF X 「日本の意匠」として作られ一着です。
東洋エンタープライズのある墨田区は、すみだ北斎美術館や江戸東京博物館も近くにあり、そのご縁で北斎のアロハシャツも作ったりしていますが、今回は異才の浮世絵師「歌川国芳」の作品をアロハシャツの中に表現しています。
歌川国芳は歌川豊国に師事し、兄弟子であった国貞と共に活躍した江戸時代末期を代表する浮世絵師の一人です。
骸骨やだまし絵などの特徴的な作品も有名ですが、国芳は武者絵で人気を得て頭角を現し、その成功は版画の出版を大いに盛り上げ、後に版画の技術も時代とともに進化していくことになります。
今回はその国芳の武者絵の作品の中から、水滸伝の中の英雄を描いた「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」の一場面をアロハシャツにしています。
「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」は水滸伝に登場する色々な英雄が描かれていますが、このアロハシャツはその中でも鎮三山黄信と矮脚虎王英をモチーフとしています。
版画の該当ページがこちらです。
右が鎮三山黄信です。騎兵用の剣を得意とし、谷を流れる急流の岩に足を置き、目を見開いて攻撃態勢をとっています。
左が矮脚虎王英です。 梁山泊一の小柄な漢で、こちらも急流の岩場で刀を持ち構えている姿です。
この二人の描かれた一枚をアロハシャツにしたのがこちらです。
「SUN SURF × 歌川国芳 “通俗水滸伝豪傑百八人之一個” SS38470-125 ブルー」 です。
大迫力の一着です。
ヴィンテージアロハシャツにみられるデザインパターンを参考に、矢絣(やがすり)の文様をシャツの地にデザインし、国芳の作品を円形に切り抜いてレイアウトすることで図案の持つ迫力をより強く引き出しています。
ブルーを活かすことで、濃い錦絵を際立たせながらも、暑苦しくならないようにしています。
離れて見るとブルーの矢絣(やがすり)文様が上手く作用して、涼しそうに見えます。
カタログの写真もご覧ください。ブルーの矢絣(やがすり)文様が上手く作用してるのが分かりやすいですよ
こちらが鎮三山黄信。
レーヨン壁縮緬にオーバープリントで緻密な国芳の錦絵を再現していますよ。
版画にした時の細かい雰囲気も伝わってきます。
こちらが矮脚虎王英。
版画で表した風になびく髪の毛の繊細な雰囲気も伝わってきます。
ラベルは国吉の特別なラベルです。
この骸骨も国芳ですよ。
箱入りです。
この箱も凄いですね。
アロハシャツのデザインが分かりやすいように、無地のミリタリートラウザーズに合わせてみました。
ボリューム負けしないようクッシュマンのワイドチノの41MODEL CHINO TROUSERS のチャコールグレーです。
ドライボーンズのブラックのギャンブラーハットを合わせてちょっと厳つい雰囲気を。
水滸伝の英雄を描いた歌川国芳の武者絵の傑作を、一枚のアロハシャツの中に表現した世界発信の一着です。
ブルーをベースに、歴史的な濃い濃いの名画を上手く配置したレイアウトは、暑い夏の一服の清涼剤のような存在感を感じさせます。
これを羽織ると力が湧きそうですね。
着て良し飾って良しの正に逸品を、是非実物でご覧ください。
25000円 + TAX です。