ジェラードらしい拘りを秘めながらもベーシックな一着。
ジェラードのシャンブレーワークシャツをご紹介します。
ジェラードと言えば「アーバンアウトサイダー」や「碧い染料の海賊」等をテーマにした一癖のある物作りが有名ですが、55デニム、44デニム等のヴィンテージモデルのジーンズや大戦モデルのGジャン等ベーシックな部分での物作りもジェラードの魅力の一つです。
もともとはヴィンテージショップから起ちあがったブランドですので、ベースはそこにありますよ。
今日ご紹介するのはそんなジェラードの「スタンダートコレクション」からベーシックなシャンブレーシャツです。
色々なコーディネートに使え、ベースとなるワークシャツです。
「ジェラード "STANDARD COLLECTION" Smoker Shirt JP94112」 です。
生地はジェラード所有の20’s~30'sの「BRAVEMAN」のDEADSTOCKのワークシャツの生地から再現したコットン100%の別注インディゴシャンブレー生地です。
シャンブレー生地は、経糸(縦糸)に色糸、緯糸(横糸)に白糸(または経糸と違う色糸)を使用した平織織物で、布面の独特な霜降りの風合いが特徴的なコットン生地です。(これが綾織りになるとデニムになります。)
特にこのシャンブレー生地は緯糸(横糸)にムラ感のある糸を使い、適度な厚さと硬さを持ったしなやかな生地となっています。
勿論インディゴ染め独特の着用による縦落ちやアタリなど、経年変化を感じて頂ける生地です。
デザインは、1930年代当時の「BIG YANK」のガチャポケのシャツをベースに製作しています。
フロント部分の小さいポケットの方は、クラシカルな袋縫いを再現し、よりヴィンテージ心を擽るパーツとなってます。
袋状のポケットは下を留めていませんよ。
大ポケットはペン差しの付くタイプです。
縫製も綺麗です。
ボタンは古いワークシャツで見られる6角形のボタンです。
縫製には綿糸を使用しています。
そうすることで洗いや乾燥機に入れた際に、より糸が詰まり、肩部分や腕部分などに、アタリが強く出るようになっています。
またステッチ幅を短くする事で見た目の綺麗さと、洗濯後の縮みによる細かいパッカリングが出やすくしています。
肩部分や腕部分はトリプルステッチを使用し強度を保てる作りにし、ポケット部分等は当時と同じダブルステッチを使うなどヴィンテージの雰囲気を醸す仕様です。
ベースにしたオリジナルに沿ってチンスト無しのタイプです。
マチは耳付きの空環仕様です。
当時のオリジナルの「BIG YANK」は耳付きのマチと袋縫いのマチの両方のタイプがあったそうですが、ここのモデルはよりヴィンテージ感の強い耳付きのマチのタイプを選択しています。
袖周りにも3本針と2本針を使いながら綺麗に縫製された上質感が伝わってきますよ。
後ろです。
補強のヨーク部分はスッキリとした形で3本針ステッチが入ります。
サイズ感は腕周りなども適度に細く、スッキリと着用出来るデザインです。
3年穿き込んだ桃太郎ジーンズのデニムパンツに合わせてみました。
パンツインしても良いと思いますが、取り合えず最もベーシックで落ち着くデニムパンツにシャンブレーシャツの王道コーディネートです。
さらにブーツを履いたりベストを合わせたりの時間をかけて完成した定番的なコーディネートは、やはり絶妙のハマり感がありますね。
今度はちょっと変則的に。
シャンブレーシャツを使ってオーバーオールに合わせてみましょう。
ダッパーズのロープウォバッシュのオーバーパンツにジェラードのサーマルヘンリーネックです。
シャンブレーシャツをアウター的に着せてみました。
シンプルなシャンブレーシャツなので、ちょっと変則的な着方でも落ち着きます。
前を閉じると、パンツのルーズなシルエットが活きてきてこれも良い感じです。
細部に拘って作られたシンプルなシャンブレーシャツです。
何気ないようで生地や縫製により着込んでいくとより上質感が滲み出てきますよ。
色々な着方が出来きるベースとなるシャンブレーシャツです。
ジェラードらしい拘りを秘めたベーシックな一着を、是非実物でご覧ください。
14800円 + TAX です。 コストパフォーマンスも高いです。