久しぶりに着てみませんか! フライトジャケットの代名詞的モデル。
スティーブ・マックイーンの80年公開の「ハンター」ではセージグリーンのMA-1、86公開の「トップガン」ではG-1がらみでミリタリージャケットに注目が、87年の藤竜也・世良公則のドラマ「ベイシティー刑事」でレスキューカラーのオレンジのMA-1、このあたりの背景があの80年代後半のMA-1大ブームを巻き起こしたと言われていますが、懐かしい話ですね。
そのナイロン系のフライトジャケットを代表するMA-1ですが、30年近くの年月を経てまた街でも見かけるようになりました。
以前着ていた方もそれを見て、もう一度着てみようと思われた方も多いです。
「当時は毎日MA-1を着ていたねー」 なんて声も聞こえてきますよ。
さて、MA-1。
世間一般で売れているのは、柔らかくて軽くスッとしシルエットのMA-1タイプです。
そして今日ご紹介するのは、ゴリゴリの復刻MA-1。
質感、重量、シルエットとオリジナルに忠実に作ったバズリクソンのMA-1です。
裏オレンジのMA-1が流行した当時、憧れだったあのMA-1です。
無骨なMA-1だからこそ滲む拘りのアメカジ感が魅力ですよ。
「バズリクソン フライトジャケット MA-1 BR10981-01 セージグリーン」 をご紹介します。
MA-1の開発は1950年代初めに開始されました。
ベースとなったのはそれまでの正式フライトジャケットの座にあったB-15シリーズでした。
モンローモデルでも有名なB-15Cは1943年に登場したコットン製のB-10を改良発展させたもので、めまぐるしい技術革新や軍用機の発展に呼応しつつ変貌を遂げてました。
その後継として誕生したMA-1はフライトジャケットの襟を取ると言う最も大きな改良を加えられたモデルで、その背景にはジェット機が開発さたことで航空装備の見直しを迫られたからでした。
1957年に採用以来、1976年にCWU45/Pが登場するまでアメリカ空軍将兵によって愛され続け、その間には細かい改良が加えられ、より完成度の高いものとして発展を続けてきたのは言うまでもありません。
バズリクソンのこのモデルはそんな50年代のMA-1ファーストモデルの復刻です。
ボディーは2/2 HEAVY NYLON TWILL と言われる高密度ナイロンです。
重量感と厚みのある存在感のあるナイロンです。
ボアからリブに変わったスッキリとした襟元。
袖も裾もオリーブのウールリブです。
操縦しやすいように腕の形に添ったのアームは独特の皺を刻み、それは今までのコットン製のフライトジャケットにはない物で、近代的なMA-1の雰囲気を表すディテールでもあります。
袖にはエアフォースマークとペン差しがついたポケットです。
ペン差しの中にはキャップが入っていますが、当時は遊び心も手伝い薬きょうをキャップ代わりに入れていた兵士達もいたそうです。
ポケットには地図やノートなどが入りますが、実際は煙草やジッポーが入れるシガレットポケットとして使われていたと言われています。
ジッパーはCROUNのスプリング オートマチック ロックジッパーです。
押し込むとその場所でロックがかかりますよ。
横のブラウンのテープはピンマイクのコードなどをクリップで付ける為の物です。
ジッパー裏にも高密度ナイロンの前立てがついています。
斜めの補強ステッチもミリタリーらしい機能優先の入り方です。
見えない部分ですが、逆側の裏側にもこのステッチは入っていますよ。
後ろです。
体を包み込むような形ですね。
内側には中綿としてウール58%コットン42%のコットンパイルが入り厚みがあります。
防寒性もありますし、パットがわりで衝撃を緩める作用もあります。
ちなみにファーストモデルは裏地がレスキューオレンジではなくセージグリーンです。
左右にスナップボタン式の内ポケットが二つ付きます。
ラベルはLion Uniform Inc です。
コントラクター(納入業者)のネームが入りますので、実名復刻になります。
デニムパンツに合わせてみましょう。
無骨なアメカジ感が漂いますね。
デニムの皺がMA-1の光沢感に調和しています。
MA-1はワークスタイルにも良く合います。
サラッと羽織り様になるミリタリーワークジャケットです。
前を閉めるとダックのワイドパンツに合わせたみたいですよ。
開けるとオーバーオールというのが良いですね。
再流行した分、逆に着やすくなった感じもします。
同じMA-1でもどこか違うタフな雰囲気、滲みでるゴリゴリ感、それを上手く演出すると、さらに渋い大人のMA-1スタイルになると思います。
そしてMA-1を着て昔を思い出しもう一頑張り! そんな関わり方も悪くないです。
48000円 + TAX です。