最後の一点となりましたが、これはカッコイイですよ。
このアイテムも最近は色々な着方が提案されていますね。
べトジャンいきましょう。
テーラー東洋 COTTON VETNAM JACKET ”TIGER" TT13673 です。
コットン100%の一重のスーベニアジャケットです。
当時ベトナムで兵士達のお土産用に作られたのがべトジャンで、日本のスカジャンのベトナム版のような物ですね。
スカジャンとはまた違った、べトジャン独特のゆるい雰囲気が魅力です。
漢字や龍等のオリエンタルな雰囲気がやはり米兵には人気があり、べトジャンでもそれらは必須のデザインでした。
このモデルは特に工兵部隊SEABEESの刺繍が入っていますね。
袖には龍の刺繍です。
スカジャンの龍とはまた違うオリエンタルな龍ですよ。
袖のボタンは古銭をモチーフにしたボタンです。
後ろをご覧ください。
なんともユルイ虎ですが、これは実際にヴィンテージにあるレアなデザインです。
この上手下手な感じがべトジャンの魅力ですが、この再現は難しいと思いますよ。
チャチ過ぎてもダメですし、和柄のような緻密な雰囲気では、べトジャンらしくありません。
程よくチープでジャンク、そしてヴィンテージ感のある雰囲気を再現するのは、正に「テーラー東洋」のお家芸的な技術です。
なにしろテーラー東洋を作る東洋エンタープライズの前身は、スカジャンやべトジャンを作っていた「港商会」です。
当時の資料やヴィンテージと言われるオリジナルも多数所有していますよ。
(昨年は新宿で東洋エンタープライズ所蔵のヴィンテージ スーベニアジャケットの展示イベントがありましたよ。)
太さが均一でなかったり、少し曲がっていたりするところも絶妙です。
サイゴンという言葉や1962年という数字も、ベトナム戦争当時の時代背景を色濃く滲ませます。
今まではアメカジ的にはデニムパンツやチノパンツに合わすのが多かったですが、雑誌などは女性がミリタリーパンツに合わせたり、スカートにべトジャンやスカジャン等も見かけますね。
まずはミリタリーパンツに合わせてみました。
ワイド目のダックやデニムのワークパンツでもいいと思います。
今度はヘッドライトのオフホワイトのワークパンツです。
ドライボーンズのハットを被せてみました。
前を開けるとボーダーというのは、はどうでしょうか。
もちろんオーソドックスにデニムパンツに合わせるのは鉄板ですが、上手く外しのアイテムに使うと独特の世界観が出来上がります。
スカジャンも含めてスーベニアを使ったこの外し感は、世界的にも注目のスタイルになってきましたね。
スーベニアジャケットが、今まで以上に楽しめるアイテムになってきました。
是非、お持ちのスカジャンやべトジャンも新しい着方も取り入れてお楽しみ下さい。
今日ご紹介したテーラー東洋 COTTON VETNAM JACKET ”TIGER" TT13673 最後の一点は Mサイズです。
32000円 + TAX です。
http://www.t-w-wolf.jp/?pid=106052322