先日取り急ぎご紹介したトイズマッコイの今年の春の看板的なジャケットをご紹介しましょう。
ライトゾーンようのフライトジャケットL-2のテストサンプル(試作品)という設定で、とても魅力的なカスタムになっていますよ。
ジャケットはコットン製L-2です。本来はナイロンですから、その試作段階でコットンで作られたという事です。
コットンのL-2と言うだけで希少ですが、ナイロンとは違う自然繊維ならではの経年変化が期待できます。
それを第49戦闘爆撃航空群隷下の第9戦闘爆撃飛行隊所属の飛行兵をモチーフにし、さらにマリリン・モンローを使いカスタムしています。
それではいきましょう。
トイズマッコイ L-2 テストサンプル ヘビーデート TMJ1604-161 です。
胸には第49戦闘爆撃航空群とそれに所属する第9戦闘爆撃飛行隊の紋章のパッチです。
第49戦闘爆撃航空群の上質感あふれる刺繍パッチです。
こちらが上の第49戦闘爆撃航空群に所属する小隊 第9戦闘爆撃飛行隊の刺繍パッチです。
第49戦闘爆撃航空群の騎士のデザインに掛けていますね。
飛行隊だけあり鮮やかなブルーを使っています。
パッチの上には兵士のネームが付いています。
N.J.BAKER さんです。
ナチュラルカラーのレザーですので、本体の経年変化に合わせるように、徐々に飴色に変わっていきますね。
レザー製のボックスタブです。オキシジェンタブと言われるほうが多いかもしれません。
電子機器のケーブルや酸素マスクを固定する時に使います。
肩にはエポレットです。
階級章を付けたり装備品のストラップを固定したりする部分です。
ウールリブとL-2系の特徴の三角タブです。
レザーの持ち手の付いた黒塗りのTALONジッパーです。
フラップ付きの斜めポケットです。
中には公式ライセンスラベルです。
後ろのバックパパネルに行く前に、第49戦闘爆撃航空群隷下の第9戦闘爆撃飛行隊について少し。
第二次大戦を終え、航空機や装備も近代化されていく過渡期に、朝鮮戦争が始まりました。
古いやり方と新しいやり方が混在する混とんとした時期です。
その激動の時期に、現地に慰問に訪れたのがマリリン モンローでした。
モンローは銀幕の大スターですが、、現地の兵士達にとっては、寒風吹きすさぶ中セクシーな薄着でショウ「Anything Goes」を行った彼女は、まさに女神だったそうです。
そしてその「Anything Goes」を現地で見た兵士達の中にいたのが、第49戦闘爆撃航空群隷下の第9戦闘爆撃飛行隊所属の飛行兵たちです。
という事で、この第49戦闘爆撃航空群隷下の第9戦闘爆撃飛行隊所属の飛行兵たちは、女神の姿をお守りとして背中に入れた、という背景でこのカスタムが作られました。
それではバックパネルをご覧ください。
彼らの爆弾に腰をかけ微笑むモンローが大きく描かれています。
Heavy Date の赤い文字は、情熱的なデート と言う意味です。
Heavy Date な爆撃をという暗示ですよ。
プリントは絵心のある仲間が手書きで描いたような雰囲気です。
もちろん正式ライセンスのもと岡本氏が書き下ろしたデザインです。
今回はカスレ感のない直描きした雰囲気です。
テストサンプル(試作品)に兵士が描いて出来たばかりの状態と言ったところです。
理屈としてはテストサンプルなので、実際に任務で使われていないので、エイジング感を出していないのだと思います。
エイジングをいれたプリントもいいですが、このパターンは逆にリアル感がありますよ。
エイジングは着込んでいきながら、自然に入ってきますしね。
裏地はコットン55% ナイロン45%のコットンナイロンツイルです。
光沢感があり袖通りがいいですよ。
裾部分にはトイズマッコイ制作の文字とマリリン・モンローのサインをプリントしたラベルです。
これは着ると雰囲気が滲みますよ。
後ろです。
正に最強最高のピンナップガールです。
実際の出来事を踏まえながら、その中でさらに理想のカスタムを作るトイズマッコイならではフライトジャケットです。
ストーリー性も魅力的ですし、なにより出来栄えが見事ですよ。
飾っておきたいところですが、ここから何年も着込んで自分だけのエイジングを刻み、お気に入りのフライトジャケットにしていって下さい。
是非、実物をご覧ください。
78000円 + TAX です。
HPにも掲載しました。
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