皆さん、こんにちは。今年はオリンピックイヤーですね。昨年の12月中旬に第二次抽選結果が発表されましたが、わたくし一次・二次合わせて4競技ほど当選しました。サッカー女子準決勝(横浜)、水球女子準々決勝(辰巳)、陸上 夜の部(オリンピックスタジアム)、ハンドボール女子準決勝(代々木)です。ホテルも友人のつてで水道橋の東京ドームホテルが確保でき、飛行機も予約購入も完了しました。準備万端ととのいました、という感じです。今から楽しみです。皆様はいかがですか?

 

さて、今回の院長ブログも治療終了のご報告です。

31歳 男性です。上顎前突を気にされ来院されました。

上顎前歯は強く前方へ傾斜し、真ん中に隙間もあります。下の前歯も大分隠れて、上の歯ぐきを咬んだりしています。

歯並び自体は奇麗です。

口元も前突し、笑顔では歯の前突が目立ちます。

 

横顔のレントゲン写真です。骨格には問題は認められず前歯の前突が著しい事がわかりました。

 

診断は、上顎前突。 治療方針は上顎は両側の第一小臼歯を抜歯し、下顎は大臼歯の位置関係や正中線の関係から、左の第一小臼歯だけの抜歯、計3本の抜歯とし、アンカースクリューとブラケットを用いて治療をすることとしました。

 

上顎の両側第一小臼歯が抜歯され、両側にスクリューを植立したました。

 

続いて上顎にブラケットを装着した所です。

 

下顎の抜歯もおわり、下顎にもブラケットをつけました。

 

治療開始から1年の時点です。どんどん隙間を閉じている段階です。

下からみるとこんな感じです。

 

さらに1年後、治療開始から2年経過時点です。ほとんどスペースは無くなってきて、仕上げの段階です。

下から見るとこんな感じです。

 

それから4カ月後に装置を外しました。治療期間は2年4カ月でした。治療前後で写真を並べます。

上顎前歯も奇麗に後方へ移動し、正中のスペースも消失しました。横のかみ合わせもばっちりです。

歯並びは悪くなかったので、変化は感じませんが、抜歯スペースは完全に閉鎖しております。

 

これは下からの写真です。適切な位置関係が確立できました。

 

正面からの写真です。口元も下がって楽に唇の閉鎖ができるようになりました。笑顔での歯の見え方も全く変わりました。

 

斜めと横の顔です。口元がバランスが良くなったのが感じられます。

 

パノラマ写真です。上顎の前歯に根吸収が若干認められましたが、日常生活には問題はありません。

 

横顔のレントゲン写真です。前歯が後方移動したことがわかります。シルエットの軟組織の変化も明瞭です。

 

治療終了おめでとうございました。奇麗に仕上がって良かったです。これからはリテーナーをきちんと使って守っていきましょう。親知らずの抜歯もいつか考えないといけませんね。お疲れ様でした。

 

それでは今回の院長ブログはこれまでです。中国からの新型インフルエンザの拡大がニュースになっています。マスクは人ごみでは必須ですね。皆様お気をつけください。

 

 

●今回の写真の掲載は、患者さんに了解を得ております。

●今回の総費用:65万円(治療期間2年4か月)

●治療における一般的なリスクについて

 治療中または治療後には、虫歯の発生・歯根吸収・歯牙疼痛・口内炎・歯肉形態不正・顎関節症・ほうれい線・歯の削合・後戻りなど思いもよらない不都合な合併症のリスクがあります。治療開始時に主な事項についての注意や対応についてお話しし、もし不都合が発生した場合は全力を尽くして対応してまいります。

●治療結果には個人差があります。同様の結果が保証されているわけではありません。ご了解ください。