皆さん、こんにちは。5月のGWに入りました。それぞれに休日を満喫されているんだと思います。診療所にも、大学や就職で徳島を離れていた患者さんが、リテーナーのチェックに久しぶりに訪れたりします。子供だった患者さんがみないい大人になっています。自分の年を感じずにはいられませんが、まだまだ頑張らないといけません。

 

さて、今回の院長ブログは、治療が終了された患者さんのご報告です。

初診時年齢27歳の女性で、上顎前突が主訴でした。

お顔の写真です。口を閉じると、オトガイ部分に梅干しの種状の筋肉の収縮が著名です。笑顔では上顎前歯の溢れ方大きいのがわかります。横顔でも口元の前突感がよくわかります。これではいつも口が開いた状態になってしまいます。

 

歯の写真です。一つ一つの歯の大きさは平均範囲を超えて大きく、スペース不足で凸凹も認められています。

 

パノラマレントゲン写真です。下顎の第一大臼歯は、虫歯により神経がなく、金属が被せられていました。親知らずはすでに抜歯が完了していました。

 

横顔のレントゲン写真です。分析の結果では、骨格的なバランスに問題はありませんでした。しかし、上下の前歯は強く前方へ傾斜していることがわかりました。

 

診断は、上下顎前突・叢生としました。治療方針は、上顎両側第一小臼歯抜歯、下顎両側第一小臼歯抜歯の計4本を抜歯して、上顎にはアンカースクリューを植立して、上下にブラケットを用いて、2.5年~3年の予定で治療を開始しました。

 

抜歯が完了し、アンカースクリューが植立され、ブラケットが接着され、治療が開始された時点の写真です。

 

治療開始から1年経過時点です。上顎は犬歯を後方移動しながら、前歯の後方移動にも入っています。下顎はまだ犬歯の後方移動を継続しています。

 

治療開始から2年経過時点です。下顎の前歯にも装置がついていますが、上顎はまだスペースが散在しています。

左側臼歯部がなかなか咬合しなくて苦戦していました。この後1年して治療終了となりました。動的治療期間は3年でした。

治療前と治療終了時の写真を並べてお見せします。

 

正面と横の歯の写真です。抜歯スペースも閉鎖され、苦戦していた左側も歯車がかみ合うように適切な咬合になっています。

 

かみ合わせの面です。凸凹も無くなり、綺麗なアーチになりました。

 

これは術後のみの写真です。内外側的にも適切に配置されています。

 

正面と笑顔のお顔の写真です。オトガイ部の収縮も消失し、楽に唇を閉じれるようなりました。朝起きた時にのどが乾燥していることもなくなり、風邪なども引きにくくなります。笑顔での歯の見え方もとてもよくなったと思います。

 

斜めと横顔の写真です。同じように口唇も楽に閉鎖できていて、バランスの改善が認められます。

 

パノラマ写真です。上顎前歯部の根尖部にわずかに吸収が認められましたが、日常生活に問題はありません。

 

横顔のレントゲン写真です。前歯の後方移動に伴い、唇の後方移動も顕著です。

 

治療終了おめでとうございます。最初は唇も閉鎖しづらく凸凹もあり、歯ブラシもしにくかったと思います。抜歯で4本を犠牲にしましたが、残った24本は完璧に機能して、唇も閉鎖でき、審美的にも大きく改善した上に、呼吸器系の疾患の予防効果も絶大です。どんどん今の環境になじんで、さらにいい雰囲気の軟組織のコンディションになっていくはずです。期待していてください。お疲れさまでした。

 

それでは今回の院長ブログはこれまでです。皆様、充実したGWをお過ごしください。

 

●今回の写真の掲載は、患者さんに了解を得ております。

●今回の総費用:77万円(税別)(治療期間3年 通院回数44回)

●治療における一般的なリスクについて

 治療中または治療後には、虫歯の発生・歯根吸収・歯牙疼痛・口内炎・歯肉形態不正・顎関節症・ほうれい線・歯の削合・後戻りなど思いもよらない不都合な合併症のリスクがあります。治療開始時に主な事項についての注意や対応についてお話しし、もし不都合が発生した場合は全力を尽くして対応してまいります。

●治療結果には個人差があります。同様の結果が保証されているわけではありません。ご了解ください。