CSKAモスクワとの契約が満了し、冬の移籍市場でミランに加入した日本代表MF本田圭佑。夢の舞台でついにデビューのときを迎えた。
12日に行われたセリエA第19節サッスオーロ戦で初めて招集メンバー入りし、ベンチに入った本田には、後半途中から出場の機会が訪れた
12日に行われたセリエA第19節サッスオーロ戦で初めて招集メンバー入りし、ベンチに入った本田には、後半途中から出場の機会が訪れた
イタリア到着時の空港にも、入団会見にも多くのメディアが殺到した本田。デビュー戦でも当然ながら大きな注目を集めた。
今季不調のチームに、シーズン途中で鳴り物入りの加入。現地ミランサポーターからの期待度も当然ながら非常に高い。
サッスオーロ戦の招集メンバーに含まれた本田だが、アッレグリ監督も「先発にはまだ早い」とコメント。約1カ月実戦から遠ざかっていることもあり、初戦はベンチスタートとなった。
30分ほどの出場で、パス成功率86.4%と安定したプレーを見せた本田。ボールを失う場面はほとんどなく、ヘディングシュートやクロスなど頻繁に攻撃に絡んでチームを活性化させた。
デビュー戦の本田に最大の見せ場が訪れたのは80分過ぎ。左からのパスを受け、ペナルティーエリア手前から左足で放ったシュートは惜しくも右ポストを直撃した。ほんの数センチの差で、デビュー戦での初ゴールはならなかった。
CKやFKなど、さっそくセットプレーを任される場面もあった本田。決定機にはつながらなかったが、チームからの高い信頼をうかがわせた。今後はFKから直接狙うチャンスにも期待したいところだ。
モントリーヴォのゴールで終盤に1点差に詰め寄ったミランだが、結局3-4で敗戦。本田のデビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。