12月17日、吉野家の牛丼が80円値上がりしました。
でもある調査によると、山手線沿線の平均時給は、この4ヶ月で18円値下がりしている・・・らしい。
物価は上がるが、賃料は下がる・・・
吉野家だけで、世の中の経済状況をモノ語ることはできないかもしれないけど、雇用や賃金の減少、または横ばいを感じつつ、家計支出の増大を感じている人も少なくないのではないか?って思った。
実際、実質賃金指数は減少が続いています。でも、現金給与総額は増加傾向。
給与の額だけを見れば平均はあがっているんです。
なのにその実感が少ない。
これは、消費増税や円安の影響による物価上昇が要因だと考えることができる。
賃金のアップが物価上昇に追いついていないってこと。
こんな状況をスタグフレーションって言うんですって。
だから、賃金の減少や支出の増加を感じてしまうんじゃないかな?って思った。
それを思って、同時に思ったこと。
それは、最近給料日を以前同様のレベルで楽しみにしている人ってどのくらいいるんだろう?ってこと。
給料は貰える。
でも、決して贅沢できるほどの高額ではない。
そしてグングン昇給していく兆しもない。
なのに、食費や日用品、光熱費の値上がりはヒシヒシ感じる。
そんなことを感じている人も多いのでは?
そんなことを思った。
『先月と同じ額か・・・先月同様切り詰めなきゃ』
『先月より少ない・・・先月以上に切り詰めなきゃ』
『先月よりは多い・・・でも今月はあの支払いもあるし・・・』
そんなことを感じながら給料日を迎えるって寂しくない?
こんな状況がいつまで続くかはわかりません。
今だけかもしれない。
今を乗り切れば、それなりのゆとりは戻ってくるかもしれません。
このスタグフレーションとやらが、改善されるかもしれないし、さらに悪化するかもしれない。
でも、そんなことを考えながら、生活するのは息が詰まる。
月々の生活、将来のプランに不安を感じながら生活するのは疲れる。
ごめんだね。
どうせなら、今月は何しようかな~とか、今月は何買おうかな~って1つや2つの楽しみを思いながら受け取りたいよね、給料って。
でもそれがなかなか難しい時代・・・?難しい経済・・・?
そんな環境に僕たち私たちは生活している。
多少の自助努力は必須になった。
企業や経済のせいにできる時代はとっくに終わっている。
やっぱり、楽しみは給料以外で作らなきゃ。
そんなことを感じさせた吉野家牛丼値上げニュースでした。