

今作品完成ラスト記事です
やはり妄想色が強くなりますので、ご興味ありましたらどうぞ
まず機体の名前。
「ガンダムアレックス」はガンダムNT-1の愛称であり正式名ではありません。
しかし、機械に愛称をつけるのって粋じゃありませんか

アレックスはアレクサンダー(ギリシャ語でアレクサンドロス)の略称です。古くは古代マケドニアの稀代の戦略家アレクサンドロス大王が最も有名かと思います。
そこで兄弟機の愛称をつけるなら、古代の傑出した戦略家が良いと考えました。
NT-2はアルプス越えで古代ローマを恐怖のどん底に陥れた、カルタゴの将軍ハンニバル・バルカ。
NT-3はヨーロッパの基礎を構成し、古代ローマ帝国を中心とするパクス・ロマーナへと時代を導いた天才で、知と武を兼ね備えたユリウス・カエサル。(ちなみに私が最も尊敬する偉人)
ガンダムNTが開発されたオーガスタ基地はUSAに実在するオーガスタ市からきています。オーガスタは18世紀の英皇太子妃の名が由来ですが、元をたどると古代ローマ初代皇帝アウグストゥスからきている名です。アウグストゥスはユリウス・カエサルの後継者です。
こじつけですが、ネーミングも一応の理由があるという話でした

ではラストに情景描写を。
「グレイファントム、間もなく成層圏に入ります!」
「よし、本艦は圏内ギリギリで高度固定。弾道コースでガンダムを射出しろ。」
カタパルトデッキでは、スタート合図を待つ競走馬のように気を猛らせた機体が轟音を上げている。

「よぉ、お二人サン、そろそろお仕事だぜ。」
「マルクス!その軽口はやめろ!」
「はいはい、分かってますよ艦長!ユリウス・カエサル!発進どうぞ!」
「了解。ガンダムユリウス、メガブースターカエサル、発進します!」

母艦のカタパルトを飛び出したユリウスは一段と勢いをつけ、雲海を眼下に地平の彼方へ消えていった。
