しかし、核燃料がそこにある限り、例え原子炉を冷却停止していても放射線汚染のリスクがゼロになるわけでないことは、福島の件で明らかになりました。この辺りの問題の対策など、今後の具体的内容に注目すべきでしょう。東海地震対策がどういったものなのか。また他の原発はどうするのか?
反論もあるようですが、冷却管理をしていく以上、停止とはいえ人と金がかかりますから雇用問題などは問題外。また、停止する原子炉の分の電力は、先日話題になった揚水発電やら、火力でカバーできるはず。問題外。
ゆえに、原発利権にまみれた人間が今回の停止措置に反対に出るかもしれませんね。これも注目。
原発利権という重力に魂を引かれた連中のことは私は信用しません。
あえて言おう、カスであると!
原発事故による福島の皆様の苦労、涙。原発労働者とその家族の涙。原発周辺地域として差別された人々の涙。
一部の人間の私腹を肥やすための犠牲として、あまりにも理不尽です。そして、それでも賞与を出すつもりの東京電力。
おふざけでない!
資本主義とは金をもうけた者勝ちのこと。しかし、天災が原因とはいえ、人に害を与えた時点でこれは過失の罪になるのではないか?
かつて千年栄えた水の都ヴェネツィアは、運河の水の流れの管理が国民の死活問題だった。その管理職は大変な名誉職だった反面、管理不行き届きがあれば死罪となったという。
現代にこれを当てはめることはできないが、原子炉・核燃料管理は我が国の死活問題です。公社あがりの電力会社、管理する経済産業省、原子力保安院にはこのくらいの覚悟を持たねばならないのでは、と思います。
なぜなら、これら組織が互いをかばい合い、そして揚水発電などを隠して計画停電を行った、平気で嘘をつく連中なのは周知のことですから。
中部電力の広報担当は、停止について寝耳に水と言ったそうですね。となれば、中電も東電と同じくリスク管理ができない会社なのかもしれません。
電力産業は国の基幹です。だらけや利権が蔓延すれば、国の衰退を招きます。
今回政府が立ち止まり、考える選択をしてくれたことには、日本の良い未来を感じさせてくれました
