エネルギー改革の必要性を考える2 | MS-GX200のガンプラ記録

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未来への希望。

原子力発電所の事故という多大なリスクを今後減らしつつ、効率良く電力を確保していくにはどうしたら良いでしょう?

今の苦境を乗り越え、将来起こり得る災害などによるリスクを減らし、より安全に安心して生活していける仕組みを作れるよう、皆が考えなければならない時が来たのではないでしょうか?


そこで私見を述べていきます。

まずもって、個々人、個法人、その他行政府などの組織が電力に対する現状把握をすることが必要だと思います。


化石燃料を燃やすことで、CO2排出が問題の火力発電所。地球温暖化が事実ならば地球環境の変化が自然災害を引き起こすというリスクがあります。また、化石燃料は限られた資源です。
この火力発電所は国内発電のおよそ6割ぐらいを担っています。


CO2を排出せず、化石燃料をほとんど必要としない原子力発電所。核廃棄物の処理の問題。ウランを燃焼した際に生成されるプルトニウムが核兵器へ転用できる問題。転用しなくとも、プルトニウムは非常に毒性が強いため、その処理が問題。一部の原発ではこれをウランと混ぜて燃焼中(停止した福島第一の三号機も)。そして言うまでもなく事故の際のあまりにも大きな影響。
これが国内発電の3割強を担っています。


そして残りが、水力発電所、風力発電所、太陽光発電所(メガソーラー)などの自然エネルギーを用いる発電所。CO2や核のリスクがありません。しかし、水力は雨に頼り、風力は風まかせ、太陽光は昼間のみ、といった自然条件により電力供給が不安定なことが問題です。


しかし、中でも太陽光発電は国内需要電力を満たすだけの設置面積は日本にもあるそうで、次世代エネルギーとして期待できます。大阪府堺市のメガソーラーは一部が既に動いています。私の住む静岡県でも静岡市に設置が決まっています。世界的にも広がっており、日本は出遅れているのが現状です。


期待できる次世代発電をもう一つ。トリウム溶融塩炉によるトリウムサイクル原子力発電。ウランよりも埋蔵量豊富なトリウムは、核廃棄物の減少、プルトニウム生成の大幅な減少、原理的に爆発、メルトダウンなどの重大な事故が起きない、燃料のリサイクルがしやすいといった、メリットが大きく、現在よりもリスクを減らせる原子力発電として注目されています。
過去、これが広まらなかったのは、冷戦~核兵器開発という時代だったからだそうです。

つづく