戊辰戦争期の各地における戦いのひとつを描いた作品。どうやら1964年に東映で書かれ打ち切りになったプロットを元に白石和彌が作り出した作品のようですね。確かに当時の作風で考えればあまり大衆向けとしてウケないという判断はあったかもしれないな、と。

そこを上手く現代に必要な部分を上手く吟味していった結果が出来上がった今作だと思うのですが、エンターテイメントとしての映像も挟みつつ、時代が変わっていく中での正義とは何かを問うているのだと思います。それぞれの立場で変わる正義がそこにあり、時代の変遷とともにそれも変わっていくという、そういう世界観をわかりやすく描いていると思います。