冤罪を証明するために死刑囚が留置所から脱走、という逃走モノの作品。話の筋としてはありきたりな感じはあるものの、現代的な視点が取り込まれているトコロも多く良い作品だと思います。役者の演技もそれぞれに素晴らしく、人間としての善し悪しというトコロをそれぞれにどうアプローチしていくのか、というのには成功していると思います。
現実的な話として死刑囚が留置所から脱走というのは突拍子もない感じではありますが、しかしながら現代のSNS社会における誹謗中傷や吊し上げなどと考えてみれば、公明党が制作した嶋田久作の決めつけ刑事と同じ構造だと思います。そして最後に主人公が語った言葉がパンドラの箱のそこにある希望なのだと思います。