タイムループするコメディものとしては比較的長い期間、1週間を繰り返すコトと、主人公がタイムループの主人公ではないというトコロがとても面白いと思います。なので、その主人公たる部長に、タイムループに気づいた(気づかされた)部下たちが悪戦苦闘する展開は、当初の脚本よりもテンポ感を大事にと短くしていったのは正解だったと思います。結局同じ画を何度も観せられると観客としては飽きて頭に重要なトコロも入って来なかったりするので、そこもよく演出されていると思います。

物語前半は部長に気づかせるだけなのですが、後半に至って出てくる漫画の話とタイムループするコト、そして生きている意味とを上手く綺麗にまとめあげていて、映画が好きな人以外でもわかりやすく楽しめると思います。そして、最後に至るに細かな伏線が散りばめられているのも、なかなか技巧的でテンポ感と合わせて小気味好い面白さを提供してくれていると思います。

しかし、どうやってもマキタスポーツの顔に収縮してくような印象が、私に笑いを誘うのでした。