今だからこそこういう時代劇が観たい、という私の想いが描かれた作品でした。江戸時代の生き死に関わるシリアスな物語で、仕事として仕掛けるだけでなく、主人公の梅安と友人の彦次郎の人柄や来歴が描かれているのが良かったと思います。なんとなくダニエル・クレイグの『007』を彷彿とさせる雰囲気があって、主人公を中心とした人物の人間像の掘り下げが良かったのだと思います。

とはいえ、まずの見どころは豊川悦司のエロい濡れ場だったり、10代の乙女の雰囲気を醸し出す菅野美穂だったりと、役者の持つ良い味も堪能できる作品でした。4月に予定されている続編が楽しみです。