前作で孤独から家族を得て協力して生きていく道を選ぶコトができたビリーが、今作では家族のために戦うという使命を負う作品なんだと思います。家族を失い里親とも上手くいかなかったビリーが、シャザムの力を得てもヴィランに立ち向かうには足りず、しかし家族という自分の居場所が見つかったコトで打ち勝った前作から、更に一歩成長したビリーのヒーローとしての生き方に目覚めていった作品です。
序盤の家族と上手くいっているけれど、里親制度から家をでなければいけない不安や、リーダーとして浮足立っている様など、思春期の少年らしさがよく描けていると思います。しかし、物語の展開はフレディによって行われていて、映像的には主役はビリーよりもフレディの方が相応しくも感じるところ。ちょっとバランスが悪いようにも感じましたが、前作ではあまり取り上げられなかった兄弟たちの個性も少しではありますが、発揮できていてシャザムというヒーロー像が確立してきた感じがします。
役者で言えば、ヘレン・ミレンとルーシー・リューのヴィランらしい老練の迫力や、レイチェル・ゼグラーの可憐さが良かったです。あと、カメオがまさかの、という感じで今後はどういう感じで他のDC作品に関係していくのかが楽しみですね。