陰鬱なDCコミックスの実写映画の流れの中、そのヒーローたちを皮肉ったコメディよりの、それでいて少年の成長とヒーローとしての覚醒をしっかりと描いている傑作だと思います。似たようなところではトム・ホランド演じるスパイダーマンシリーズやメタな会話回しのあるデッドプールシリーズなどでしょうか。もはやマーベルがこの手のプラットフォームを作り出して世の中に浸透させてしまっているので、DCコミックスらしさ、というのが使われるキャラクターだけでしかないなかで、斬新さはなくともきっちりと面白く作品を作る職人的な仕事は良いと思います。
全体として、個人的には次回作に期待したい、というところでしょうか。まだその情報はないのですが、ネタバレを回避して何も言わずにそれだけストーリーの展開はよく出来ていると思います。成長していく主人公のサクセスな部分と、それにイチイチ絡んでくるコメディのバランスもよく、「絶対ここはやるよな」と期待したポイントではちゃんと笑いを取りに行ってくれる安心感のような脚本とキャラクター、そして役者の良さが楽しい作品です。