アナ・デ・アルマスは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のパロマがチャーミングで素敵なキャラクターを演じきっていましたが、今作は逆の無骨なアクションをひたすら求められる作品での主演でどうなるのかと思ったのですが、ギャップとまでは言わないまでもなかなか味わいのあるキャラクターを作り上げたと思います。とくにラスト付近の火炎放射器を使った戦いはもう禁じ手のような画が戦闘描写は痺れました。とはいえ、やはりキアヌ・リーブスのような肉体を使った戦闘シーンは少なめで、ジョン・ウィックシリーズと考えると少し物足りなさは否めないかもしれません。

アナ・デ・アルマスとキアヌ・リーブスというと『ノック・ノック』を思いましましたが、アレはアレで違った方向でキアヌ・リーブスが悲惨な目に遭っていくホラー的を超えてコメディにも思える作品がありましたね。