同日に『ザ・スクエア 思いやりの聖域』を観ているので、ブラックな作品が続いてい観ていると、今気がつきましたね。監督はジョージ・クルーニー、脚本がコーエン兄弟で作品はコーエン兄弟っぽい仕上がりになっていると思います。

 

同時並行で展開されていく2つの事件。主軸はマット・デイモン演じるロッジ家の殺人事件にまつわる問題で、その隣家で起きる過激な黒人差別の暴動は対岸の火事のように描かれているのですが、最後の最後シーンを主客逆転したかのように描いているところが、とてもパンチが効いていたように感じました。

物語は“アメリカの理想”的な街、家族という仮面を剥いでいく、それもゆっくりではなく結構ムリヤリな感じでズバっといく作風が、私がコーエン兄弟っぽいと感じるところですね。ジワジワとしたミステリとして演出するのではなく、テーマを剥き出しにていくコトで悲喜劇で緊張感を生み出していると思うところです。ジョージ・クルーニーはその辺りをよくやっているとも思いますね。