6月14日ソウルでのT1ST0RYツアーのアンコン(アンコールコンサート)も滞りなく済み、
ユノさんの入隊もあっという間に済み。
以来、日常に忙殺されていたら自然とトン活から少し距離が開いていたのですが。
唐突に、ほんま信じられへんレベルで唐突に発売されたアルバム『RISE AS GOD』を、
ようやく入手。絶賛愛聴しております。
真夏の午後3~4時という時間帯、倦んだ時刻に『RISE AS GOD』ときたらぴったりで。
聴くまでは、急すぎる発売時期とタイトルの大仰さにちょっと腰が引けていたものの、
一聴してみてびっくり。ただの傑作でした。
というわけで本日は感想文なぞ、貧しい語彙で懸命に書いてみようと思い立った次第。
◆◇◆◇◆
突然ですが、昔から人の名前を覚えるのが大の苦手です。
特にタカハシ・ワタナベ・スズキ・カトウ・ナカムラ・ナカタニ・ナカヤ・・・のゾーンは申し訳ないですが一発で覚えるのをハナから放棄しているがゆえ、その日のうちに、頂いたお名刺にもれなく似顔絵描いているぐらいに苦手。(ご本人にあまり見せられない失礼な似顔絵多数)
その代わり、お顔はちゃんと覚えてるんですよ!
それは音楽に関しても全く同じで、曲名を覚える事には苦手意識があります。
が、題名が出てこなくてもちょびっと聴けば「あぁはいはい、この子ね」ってなるんです!
・・・・何の話かと言いますと、
よってここからツラツラ書き連ねる試聴レビューのような何かは、
この「人の名前を覚えるため名刺に描き添えた似顔絵」のように
各曲のタイトルを早く覚えるべく書き出した自分用の“手掛かりメモ”であり、
他のどなたかのアルバム考察に寄与しうることを何ら保証する性質のものではない、ということを
早めに言い訳しときたい、って話でした。あしからず。
#1 Vertigo
ずがーーん。どっかーーん。(←脳内に衝撃が走ったさま)
窓ガラスを震わすような振動音による、禍々しい幕開け。のっけからミステリーへのいざない感すごい…!!!
ヴァーティゴ=めまい。
歌詞を読むと、アルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』へのオマージュが入ってる事は明らかです。暗い路地。誰かに尾けられている気配。耗弱気味の心神。
“Wow-Oh!”の音声に割れたようなエフェクトと過剰なエコーがかけられているのも、白黒映画の時代をイメージしたものと解釈するのが自然でしょう。
個人的にはゴダールの『アルファヴィル』を想起しました。2コーラス目から忍び込んでくる通信音みたいなやつに第一級の挑発を感じる!ふぁぁカッコイイ!

迫る影、恐怖、それらと紙一重のまとわりつく愛。
――からの、愉悦に満ちた「♪I’ve been waiting for you~~♪」ですからね。
追い詰められてるのにそれを待ってる。夜も眠られぬほど待ち望んでいる…。不条理だ。病んでるよ。
本来病んでる状態なんてのは生き物として美しいわけがないのに、それを
美しくスタイリッシュに表現できるのは この21世紀に東方神起だけ!!!!!!
終盤へ向かって錯乱し、歪み、均衡を失っていく様すらも甘やか。
ほんでこの曲における彼らの美意識の象徴たるものが、何といっても
執拗なまでに繰り返されるファルセットだと思います。
今回のアルバムはことに、バックコーラスを本人らが重ねている事の効果が味わい深い。
シルクのチャンミンの声をなぎ倒した奥にはユノのビロードの声が垂れ下がり、
それをも左右に切り開いて更に奥へと進もうとするも、またチャンミンの声がレースカーテンのように私の視界を遮る……。
聴いているとその何層にも何層にも重ねられたファルセットの奥地を暴いていくような、
と同時に引き返せない深みに嵌っていくような、そんな妖しく恍惚とした気分。
偶然にも、先月の『FRaU』が映画特集にかこつけて「フィルムノワール仕様ホミンさん」を
撮影したりもしていましたが


そうなの、二人にはモノクロの世界が似合うの。
モノクロ映画のエレガンスとスリルと艶が。
こうしたダンディズムを弱冠20代で手に入れつつある二人には、
栄光の30代40代しか想像できない……!!
ともあれ、アルバム1曲目としてはこれ以上ないくらいインパクト大で最高だと思います。
コンセプト的には今作よりも6集『Catch Me』の世界に収めたほうがいっそう
似つかわしかったような気もしますが、当時の彼らではまだ、ここまで
洗練されたシックな装いに仕上げるのは難しかったんじゃないかと。
そうしたアーティストとしての歩みを音楽を通して体感できるなんてファン冥利ですな。
・・・と、ここまで書いて曲のクレジットをふと見れば、韓国詞がつく前の原題は
『Meteorite』=「隕石」だったという事が判明! その雰囲気も言われてみれば頷ける!
となるとサビの「I've been waiting for you」は隕石と出会った喜びを歌っとるのか!?;それもそれである種スリラーですね;
いずれにせよ1960年代の米ソ宇宙開発競争時代の暗さが付きまとう所は共通だぜ、ってことで!
(もし別の意図のもとに作られた原曲を、ここまで映画『めまい』の世界に引き寄せたのだとすれば
否が応にもSMエンタ東方神起チームのプロデュースの手腕に感嘆するほかありません)
#2 Champagne(ゆんほソロ)
おっと、2曲目でもうソロが来るのね!フランス語は綴りが難しいね。(どうでもE )
陰気なテーマの1曲目のあとを継ぐにはこれくらいの吹っとばし感が必要ですよね。
それもガキどものパーリー的な吹っとばし感でなく、
まさしくシャンパンの栓を抜くような、大人の吹っとばし感だから爽快。ライムをきゅーっと絞りたくなる。
全ての音がグリッターしてますね。つやつやした銀色の音。
この2曲目が流れ込んできた瞬間に「ああこのアルバムは夏向けだわ…!」と確信した私です。
忘れもしない6月14日のアンコンで『BANG!』に代わり新しく披露されたソロナンバー。
ここだけの話、転調がちょっぴり安易な『BANG!』より、ずっと良いなと思ったよ…!やっぱユンホさんにはディスコ・キングみたいなのが似合います。分かりやすいシャンパン・ピンクのジャケットを分かりやすく着てらした分かりやすさも嫌いじゃない。

ただ電飾入りのステッキは必要だったのk(友人のMさんはTIMEツアーの『BLINK』、WITHツアーの『No?』等こういった光る棒の演出凡てを【SAM棒】と命名。SAM棒……)
ディスコ・キングみたいな様式美がユンホさんの王道だとはいっても、
例えば『CHECK MATE』の頃とは比べ物にならないくらい表現力に厚みが出てますよね。
お客さん不在でなく、会場を一つにする事に主眼を置いてパフォーマンスできてるというか。偉そうに何を言うかだけども。
いわゆるK-popお得意のフックソングですが、K-popというよりも90年代のハウス・ミュージックにその文脈を求めるべき逸品。
最初にライブビューイングで聴いた時の個人的印象は、MAROON5の『Moves Like Jagger』に
近かったんです(これはたぶん『Moves Like~』の生演奏をバックにファッションショーやってる華やかな映像を観たことがあったから。ステージ中央からのびる花道をまるでランウェイのように、女性ダンサー達と歩み出てくるディスコキング・ユノさんの姿がこれに重なった)。とにかくカッコイイ感じ!
だけどこうしてクリアな音質で聴いてみると、
カッティングギターやら息継ぎなしのラップやらがぐりぐりと効いてよりソウルフルで、ガラージっていうの?(←よく解らずに使ってる) ロジャー・サンチェス版『Another Star』なんかのひんやりとした熱さを思い出したりもしたので、やっぱりユノさんの声色やノリはちょいと黒人寄りと考えた方が自分的には飲み込みやすいようです。終盤のフェイクなんてもうどこのマイケルかと!上がるわ~。
(ただし"Got only one DAY"が"I only want a DICK"に聴こえちゃうという不幸な事故はユノさん通常運転)
なおこの曲、MVも制作されたようですが、
ごめんなさいネットに氾濫してた各シーン写真をチラッと見ただけでちょっとお腹一杯でまだ視聴できてません。。。そのうち観ます、そのうち。。。
#3 Rise As One(ちゃんみんソロ)
続いてチャンミンの新曲。
アルバムのタイトルチューンというよりも、おそらくはこの曲が先にあって
そしてアルバムタイトル『RISE AS GOD』へと発展したのではないかと思われますが、
まァ文字通り朝日が昇るような……トランス・カントリーとでも呼べばいいのか。
作詞は『LIKE A SOAP』や『Your Man』の詞/曲等でおなじみKENZIE女史。
お世話になってます(深々)。
この曲はとりわけ詞が重要なんじゃないか?と私の中のセンサーが鳴っておりますゆえ
例によってタダ訳にてアップしてみます。
※タダ訳とは…翻訳機にかけて意訳し読みやすく整えただけのもの←
◆◇◆
夜明けはまだ蒼く
ぼくの歩いた道を星たちが照らしてる
両足に踏みしめられた地面はやがて固まって
つけた足跡が物語を語り出すんだろう
東の空を集めて
ぼくの足元に重ねていったなら
それはいよいよ起き上がり一つになるんだ
We'll rise as one
We rise as one
We'll rise as one
We rise as one
大地に降りそそぐ陽の暖かさ
それは僕を抱きしめたあなたのぬくもり
光を受けた僕は再びその光を振りまこう、
また共に歩いて行くこの道の上に
We'll rise as one
We rise as one
We'll rise as one
We rise as one......
◆◇◆
(`タωダ´)<…。
(※ は?紛れもなく只のホミンソングですやん?「二人で完全体になって戻って来ます」発言の元ネタですやん? 抱きしめたあなたのぬくもり?公私混同いいかげんにしてくれる?? …と言いたい心をグッと飲み込んでいる)
すてきな歌詞ですね。
同じように朝日モチーフでエイベックスが歌わせたら「♪がんばって~いよぉ~~♪」になっちゃった過去がある訳ですから、歌詞もいかに大切か…。(そろそろ忘れてやれ)
「東の空 集めて」というところは無論“東方の神”を連想させるために入れたワードでしょうが
ストーリー上どう捉えたものかちょっと迷いました。結果、私は
「東の空」=明日という新しい1日の象徴、ということから
1日1日を集めていく=ていねいに日々を過ごして“その日”を待つ、というような
ニュアンスと捉えました。勝手に(笑)。
東の空から太陽が一回一回昇るたびごとに、
完全体(One)となった東方神起がRISEする日が近づく。それを待ち焦がれている
チャンミン青年の熱い心を、ストレートに代弁した詞なんでしょうから。
思い起こすまでもなく
7集収録の名曲、チャンミン作詞の『RISE...』(※以前の記事参照)にも通じる詞ですね。
というかあの曲の続編になってるような。
どんだけ東方神起としてRISEしたいんだチャンミン…!!! 好きだ!!!(猛男)
どこまでも真っ直ぐ突き抜けるミンの高音は、言うまでもなくこういった曲調に持って来いです。
私、たとえオケ無しでもこの曲に朝の陽光を感じる事ができてたと思う。ミンの声には赤外線が具わっている。この詞も抽象的っちゃ抽象的なんだけど、彼の声はどこか宗教的・普遍的なテーマにそぐわしい、嘘のない声だから歌い切れちゃうんでしょうね。『Upon This Rock』に泣かされたあの時からそれは彼の強みの一つだと固く信じております。
未来形「We'll rise」と現在形「We rise」との去来により“その日”が近い事を示唆している点まで
きっちり理解し歌い分けていて、希望がどんどん膨らんでいく。
ほんとにシムチャンミンの仕事って感じ・・・!
でね、聴くたび毎回驚くことに、この曲クソ短い。
夜明けって確かにあっけなく終わっちゃうものだけどさ、
それにしても今どき3分きっかりで潔く終わっちゃうポップスなんて珍しいわよ!
そんな所にもチャンミンの控えめさに似たものを感じて、何かもうあの子にお好み焼きでも買ってってお腹いっぱい食べさせてあげたくなるTT そんな曲ですTT(どんな)
・*:.。.:*・゚(*´・J・`).。.:*・゚:..。.:*
#4 雨に乗って…(Everyday It Rains)
はい、タダさんのド真ん中ソング来た~~~~!!
アシッドなドラム+木管楽器の音にはめっぽう弱い!5秒で酔っぱらうともさ!
希望に満ち満ちて太陽がRISEしたってのに、次の瞬間には「毎日雨」て(笑)。鬼か(笑)。
だけど本当にきれいなジャズ寄りR&B。
イントロだけじゃなくて雨音がずっと断続的に後ろに流れてる?それが所どころ
ウィンドチャイムに昇華されるなんてもう、身もだえしちゃうくらいおしゃれでんがな。
Matt Bianco厨なもんでこういう音聴くと嫌でも『You And I』やら『I need you now』なんかを彷彿して
骨抜きにされちゃうわけですが、サウンドを除外したとしても
この柔らかくとろけるメロディーには降参せざるを得ない。1サビのしっぽが、2番アタマの
ぽつんぽつんと零されていくユノの散文詩に着地するあたりとか、人間心理のツボ知り尽くしすぎか…!
後半どんどん絡まり合ってく二人の滑らかなボーカルの糸、
そしてとどめに耳までとろかせるのは、共に丸っこい英語で壊れ物にふれるように歌う
「♪Everyday It rains....」のリフレインですよね(´ω`*)
舌を上あごにベタづけて甘ったれるみたいなミンの「-day」の発音、嫌いじゃないよ…!
このウェットな発音が、雨続きで外出もままならずやや倦怠している屋内の恋人たちを想わせます。恨めしそうに窓の外見ながらソファでアフォガートなぞ舐ってるよね!甘ーい!
――といった幸せな想像をしていた私ですが、
韓国語詞を読んだところ、これ、別れたあとの追憶の歌でした。(´ω`)ショボン
日々は慌ただしく、君とのことなどずいぶん長い間忘れて暮らしているけれど
どうしてだろう こんな雨の休日はやけに鮮やかに思い出すよ
まるで雨が君を乗せてやってきたみたいだ
今日くらいは雨に酔ったふりをして そっと君の名を呼んでみようか
…みたいな!
物哀しい!!
だけどこの主人公にとって雨が必ずしも恨めしいものではないと分かり、
見える曲の風景もまた違ってきました。ほろ苦くも、決して不幸せではない穏やかな心。解るわぁ。。。
ラストの遠い雷鳴で、かの名曲『Day Moon~ハルダル~』の記憶を掘り起こされたのは
私だけではなかろうと思いますが、もしかしたらこの主人公がぼんやり思い出しているのは
『ハルダル』の彼女なのかもしれませんね。
あんなに狂おしく、死ぬまで離れないと誓った恋も今では遠くなりにけり………
それが大人になるっちゅうこっちゃなぁ。。。(誰)
そういえば『ハルダル』の美しいメロディーもKENZIE先輩の手になるものでしたね。
マジお世話になってます(泥道に頭をうずめて深々)
#5 Smile(ウェディングドレス)
日曜の昼下がり、前曲でのじめっとした雨も上がって(笑)ガーデンパーティー日和。
現実なのか主人公の妄想なのか知らねども、
光と緑に包まれた幸せな男女の笑顔が目の裏に映写されるようです。打楽器の音が一粒一粒カチャカチャ、キラキラとはじけて見える。なんなら歌詞の「カジャ」も打楽器。ほどよく夏。
……って、作曲/編曲家クレジットの筆頭にテディ・ライリーの名前があるんやけど…!!!
あのテディ・ライリーですよね?ワオ!(世界中で色んなスターに曲提供してるR&Bの超偉い人です)今回の作家陣ほんとに豪華なんだなぁ。
私はできる事なら、ユノとチャンミンがじっくり本気で作った曲にもいつか出会ってみたいと
思っているんだけれども
このメンツの中に自分の作品並べるの勇気が要るね^^; てか実質無理だね多分^^; 日本のアルバムならいざ知らz(自粛
洒落た音の中に、そこはかと懐かしい’70sテイスト。冒頭のキーボード打つ音とかいつのセンスよ!w オタクっぽくて可愛いけど!
(ミンの英文独り言から始まる手口は『TENSE』がまだ記憶に新しいもんだから一瞬デジャヴ感もあるけどそんなのはご愛嬌。誰もテディ・ライリーにケチつけられんかったんだろうてw)
#1は50~60年代だったし、#2は90年代だったし、、、
東方神起号に乗っているといっぱい時間旅行に連れてってもらえますね♪ 楽しい。
カタカタ…(o´・J・`)o/_/ < There's nothing in this world... that can please me but your smile...
(この世で僕を幸せにしてくれるものは君の笑顔だけなのさ)
Smile for me///
(笑っておくれ)
…だって!!!聞いてるコッチがはじゅかしぃwwww :(゜∀゜): Σ(・J・` )
詞の内容もいと可愛らしく、トンの全楽曲リストの中でも可愛らしランキング上位確実。
「wedding dress」「you're so beautiful」「しゃんぺーん」等の単語を拾い聴きするにつけ、
ああ今日結婚式を迎えるカップルの歌か…と安直に想像していましたが
ちゃんと歌詞を読むと、近所に住む幼なじみの女の子へ密かに思いを寄せながら
いまだプロポーズもできずヤキモキしている男の子の歌、なんですね。
何たって「Hello, She is married!」といつか言うのがボクの夢だとか。何とほほえましい…。
この曲ではユノ・チャンミン共にバックコーラスに参加してないようですが、だからこそでしょうか、
いつも以上にのびのびとメインボーカリスト単体としての楽しさを謳歌しているのが感じられます。
特にフィーチャリング・チャンミンですね。大サビ前の「Mmmm...!!!」なんて
幸せな妄想に浸ってる童貞パワーフル稼働で、ほんと愛しくなっちゃう(※誉めてます)。
これライブで聴きたいなぁ~。本職さん達の透明感たっぷりのコーラスワークをバックに、
おのおのハンドマイク持って。
件の「Hello, she is married!」で足踏みする二人のさまが目に浮かびます。(^^*)
#6 君は僕のもの(Top of The World)
音のかたち、音圧、ミックス具合、、、私にとっては6集『Catch Me』(2012年)の最後の曲
『GOOD NIGHT』のそれと重なります。
テンポこそ違うけど、無重力の無菌室のなかに禁固されたような息のつまる感じが似てる。
だから初めて聴いた時、もうアルバムのエンディングが来たかのような気がして
少し焦って曲目確認しちゃう、というような妙な感覚があったもんです。
で、クレジット見たら果たしてやはり、
『GOOD NIGHT』と同じくヨンジン先生の作だった。
(今アルバムでは先生の曲これだけ!)
そっかそっか……道理で禁固されてる気分になったわけだ←
なんかヨンジン先生の曲って、“囚える”よね。そこにちょっと狂気が香ってゾクッとします。
だからこれも、東方神起からファンへの愛を歌った曲なんだけど
「君は僕のもの」とか題されるとちょっと怖い(笑)。同じこと歌ってんのにカーペンターズのアレとは大違いだぜ…!
ユノが今年5月、ロサンゼルスのメディアにインタビューを受けた際
「K-POPに込められた、韓国人にしかない感情“恨(ハン)”の表現が世界の人々を魅了しているんじゃないか」といった趣旨の話をしてて
(「SPインタビュー なぜTVXQはTVXQなのか」米・コリアンタイムズ)
なかなかの衝撃を受けたんですけどw、
ひょっとしてヨンジン先生の楽曲に感じる独特の粘着性もこれに通じるものなのかしらん…。
だとすると、天才作家の恨と東方神起という神の恨が遂げた最凶のマリアージュに
我々ファンは継続的に立ち会ってる事になるわけだけど(笑)、もしユノの言う恨のニュアンスが
“狂気”としか表現できなかった私の感じる何物かを組み立ててる材料なのだとしたら、
やっぱりユノの考察は的を射てると言わざるを得ない。
ノーブルで爽やかでまじめで優しく礼儀正しい、そんなホミンの中に、
ほんのひとさじの狂気が顔を出す瞬間。それを見たくてライブにお金払ってるようなもんだからな。
(「K-POPっつーかトンだけに適用される話じゃね?」というギモンは残るけどもw)
“恨(ハン)”の話はもういいとして(^q^)
ある種派手なんだけど一つ一つの輪郭がじわわっと沈むような音で構成されたミディアムナンバー。
『GOOD NIGHT』当時はアルバムにおいてやや異色にも映ったこういう造りが、
今作ではむしろ中核的な位置に堂々と座り良く感じるのは、
時代が彼らに追いついたのか、あるいは時代を横目に彼らが落ち着くべき所に落ち着いたのか…。
ともあれ今の東方神起に似合っている曲だと思います。着慣れた衣服のようにしっくりと。
( ∵)「ベイベッ・ベイベッ・ベイベッ・飲~まねっか~♪」
リズムと文字の乗せ方自体は、90年代に青春を送ったワタシ世代には耳なじみがいい感じ。ボビー・ブラウンの『Every Little Step』とか、日本でいうとゴスペラーズの『熱帯夜』なんかのオイシいエキス彷彿不可避!
音のみならず歌詞も重すぎて、もうなんか嬉しいを通り越して絶句ですねw
これ間違いなく私らファンに向けられてる言葉なんだけど、
「最高だって言ってくれ」「俺ならできると言ってくれ」
今のタイミングでホミンにこんな懇願されたら、韓国語わかるファンなら泣けてきちゃうんじゃないでしょうか。これぞ男の愛。。。
更にブリッジ以降の
「でも俺がまだ完璧じゃないことはわかってる、だからもう少し待ってて」
で男の弱さもチラ見せし、
「君こそmy 1st lady」と持ち上げ、
そして仕上げに「のまねっかー(君は僕のもの)」をこれでもかと繰り返し、催眠かけてくる。
しまいには“君の思いが僕を世界のてっぺんに押し上げてくれるんだ”の
“世界”が“宇宙”にまでなってしまっとるからねwww
ヨンジン先生、さすがに重いよ…。わし相当なファンやけど宇宙のてっぺんにまで彼らを祭り上げた覚えは…。先生の重さには負けるわ……
あと、なんでユノさん「Top」が言われへんのん……
#7 Apology(ちゃんみんソロ)
催眠ソングにより、タダさんが
(`たωだ)9<「二人を支えるぞー!」「信じて待つぞー!」「貯金するぞー!」と
すっかり愛の虜囚状態に陥ったところで、

ちゃーたんのいきなりの謝罪で目が覚める。
ごめんごめん言うてはる。
(だからさ…英語の独白で始まるスタイルはもう飽きたと……ごにょごにょ)
浮遊感のあるバラード。
『Smoky Heart』などからの流れを汲む、ビブラフォンみたく滲ませた音は
ミンの声との相性悪くないと思うんだけど、
そこに被さるこれ見よがしなハンドクラップが私には正直ちょっと邪魔っけ。
主題にも構成にも目新しいものは特になく、
わースーパージュニアとかシャイニとかがこういうバラード歌ってたなー(棒読み)っていう印象で…。
ごめんよTT 普通に聴きやすい良い曲だと思うんだけど、ココが聴きどころ、っていうのがよく分からないTT
Underdogsのハーヴェイ・メイソンJr.といえば、
Wikipedia先生によるとライオネル・リッチーやらオマリオン、J・ティンバーレイクといった名だたるR&Bメイカー達と仕事してきた凄い方らしいですが
今回のは折角のソロ曲なので、もっと貪欲にミンの未知なる可能性にトライさせてほしかったかも。
もちろん、より肥えた耳とより深いミンへの愛情が私にあれば
もっと聴き所や発見がいろいろ引っかかるのかもしれないけど(´;ω;`)
ただ出色なのは、後半の大サビ前
♪「ナルネボリョ↑ドゥ↓チマ↑(僕を捨てないで)
タシナル↓プロジョ↑(もういちど僕を呼んで)
So When Are You Coming Home... 」
までの、
ひらひらと小さな白い蝶がたゆたうように上下する繊細なライン。
揺れる後悔の気持ちを表しきって余りあります。ミンの確かな歌唱力を堪能できると同時に
とてもロマンチックで、ここばかり聴いてます。←
ちなみにCDジャケットの裏表紙(?)を見ると、
収録された10曲の曲名が心電図みたくランダムに配置されてるんですが
黒盤でも白盤でも、
この曲『Apology』だけがなんか孤立していて可哀想・°・(ノД`)・°・。
どなたかこの曲をよりいっそう楽しめる秘訣をお持ちでしたら、無能な私にどうかご教示下さい…。
#8 Komplikated(ゆんほソロ)
タイトルからしてロコツに欧州の匂いがw 果たして作曲陣に、ロンドン・ノイズの名前が
ありますね。SHINeeのアルバムの選に漏れた曲かしら…。←
だがいよいよ、ザ・ハウス!ザ・ディープハウスです!夏ですね!!黒ビール煽りながら踊りたい!(語彙力)
極限まで動きを抑制された、泥の底ではじけるあぶくのような重~いベース。
これこれ、下(低音)から攻める感じ。これがユノさんよね。
夥しいサンプリングの海を、もぐってもぐって、深ぁい所までどんどん垂直にもぐっていけば、
重低音の快楽成分が耳から侵入し脳を刺激する。
作曲者でもあるTay Jasper氏の(と思われる)どことなく民族調を想わせる歌声が、
佳境に至って野生の眼を開かせてくれる感じもよい。
で結果、全体像はきわめて幻想的に仕上がってる。アーティスティック、だと思います。
(なお「No, No」と言ってる所はまさかの「너( ノ )=きみ」が正解。これ絶対面白がって後から表記変えただけだろ…!)
いいわ~。何っっの意味もなくてサイコーだわ。
この時期にヘンに楽曲に意味付けされると却って興醒めしちゃうもの、
これぐらいフツーに、無意味で無機質で無感情に、ただただカッコイイのがいい。
欲してた、こんなユノさんを。
しかし!これまた短いのが玉に瑕だ!まだまだトリップしていたいのに!クラブでこんな尺で一曲切り上げたらDJブースに物飛んでくるで!もっと!もっと下さいよ黒光り深海魚ゆんほを!!ハァハァ!!←
しかし、ソロ2曲目も“裏Champange”と呼べそうなダンス路線で来るとはやや予想外でした。
同アルバムにソロ曲2つ入ります、というときに
似通った方向性のを選ぶって、どちらの作品にも相当自信があるって事だと思うし
本人および制作側がユノというキャラクターの色付けを積極的に濃くしようとしているのを
感じて、私は大変好感を持ちます。
(と、この理屈でいくと、ソロアルバムに『Shout Out』入れなかったのは『サンタレボリューション』に似てるからでは?という推測は成立しなくなる訳で。やっぱシャウラウはユノにとっても黒歴s(言うな))
そしてこうなってくると欲が出る。夜のイメージばかりじゃなく、
クリス・ブラウンの『Yeah 3x』みたいな、ホッパーで陽気なものを歌って踊るユノさんも
機会があればぜひ観てみたいです(^^) きっと似合うと思うんだ~!
#9 Dominus
かくてタダさんが1杯の黒ビールさえ飲み干すのも待たずに、#8はつれなくサッサと店じまい。
再びホとミン二人の世界へ強制送還されます。
東方神起のスピードは速ぇな!うかうかしてると振り落とされちまうぜ!(※酔)
オランダあたりから、舞台は一気にラテン語圏へ――。
ググってみたところ Dominus-ドミヌス-とは、ラテン語で
「マスター(Master) または所有権者(Owner)。のちに封建領主(Lord)を意味するようになった。」
ですって。
そう言われても今ひとつピンときませんが
要するに、仕える主(あるじ)。私を持ち物のように扱っていい人物。
って事はとりもなおさず、
私にとっての東方神起という意味ですね!OK、OK!!
(どうでもいいけどSlaveの頭文字がSでMasterの頭文字がMで、サドマゾで言う両者の真逆を指しているというのは皮肉なもんですね)
(ほんとにどうでもいいな!)
この曲みんな好きでしょ?みんな大好きだよね!? 私も大好きーー!!\(^o^)/
つまびくタイトなギターに導かれ、無駄も隙もない大人のR&Bって感じ。
ラテン世界だからギロの音だって入ってきますよ。何年ぶりに聴いたわギロ。
とにもかくにも、この曲はメロディーが素晴らしいと思います!
Aメロ、Bメロ、そしてサビ、全て強い。
Bメロは#4『Everyday It Rains』にも共通するようなメロウな甘さを持ってるし、
豊饒なサビにはまるで体ごと逞しく抱き上げられるよう。で、
これで着地するのかな、と思わせといてもう一度抱え直して空高く飛び上がるサビの二段階構造。
まるで手練れのジゴロのように気が利いているではありませんか(T_T)
ドラマチックであり虚無的でもあり。
夏も盛りを過ぎた夕映え。褪せたペディキュア。強い西陽を避け、ヒールを鳴らして歩けば、
Aメロ最後の(∵)「♪ガッ・ドゥッ・チャ・イッソ~~~♪」で涼しい風が、色鮮やかな土壁の間を吹き抜けもする。何だこのメロ。旨味だらけやないか!
その上アレンジのメリハリも効いてて、逃げられないくらい泣かせのコツをがっちり掴まれている…。
こいつぁ切ない。おいおいこいつぁ切ないぞオロオロ(黒ビール2杯目)
~ヨッパライ、ここで深呼吸~
何しろメロディーが良いから二人の声の競演も聴きごたえがあること(T_T)
妄想ついでに言うと、ラテン語に男性名詞・女性名詞があるように
彼らの歌割りもひときわ、男性的役割・女性的役割をくっきり見せてる傾向を端ばしに感じます。
――そう考えたときに歌詞も何だか気に掛かるんですよね。
すべて主人公一人の語りとも取れるけど、
主人格が二人いて、両者がせめぎ合い、掛け合いしてるかのようにも取れる。
・・・と、ほんの研究心からシム:緑、ユノ:紫、2人:赤と軽い気持ちでパートを色分けしてみた結果、
私はいま迷宮の入口に立つはめになってしまいました…。(がぜん酔いも覚めた)
このヤマは思った以上に厄介なようです。ミステリーが大きな口を開けて待っている。
さあ、お手元に音源をご用意下さい。
ぜひ貴方も文字を追いながら聴いてみて下さい!さあ!
歌詞=例によってタダ訳=
◆◇◆
まさに今日だ
俺はなぜこんな所まで来たのか
すべての準備は整った Yeah
あなたの姿が見える
笑顔の裏に震えを隠して
俺の中はあなたで溢れている
広がりゆく傷 もうあなたを逃がさない
Baby, Mine
もう俺は
何もかもあげたのに
あなたのため捧げたのに Oh
ずっと囁いてる
迷うことはない
ひと思いにあなたを
お導きなんか要らない
狙いは一瞬 止まってしまった心臓
恐れずに近づいて
最後だ 二度とチャンスはない
恐くなどないさ
夜ごと苦痛の中で
身悶えるほどに求めたあなたのこと
消せない鏡の中
俺を見ていた
無残に刺さった沢山の視線
切り裂かれた涙は もう閉じ込めようとしないで
Baby, Mine
すでに俺は
何もかもあげたのに
あなたのため捧げたのに Oh
ずっと囁いてる
迷うことはない
ひと思いにあなたを
No,No. Oh,Baby....
暗いその魂
欲望が育っていく Oh――
Baby, Mine
いつだって俺は…
何もかもあげたのに
あなたのため捧げたのに Oh
ずっと囁いてる
迷うことはない
ひと思いにあなたを
お導きなんか要らない
狙いは一瞬 止まってしまった心臓
恐れずに近づいて
最後だ 二度とチャンスはない
◆◇◆
……歌割りに鳥肌を立てるという生まれて初めての経験をしております。
というのは、歌詞を分割することによって(つまり二者の心の会話と仮定することによって)
意味合いがガラリと違って見えてくるから。
何事よこれは…!?どこのハードボイルドFFよ?
とりあえず、
この曲を歌うホミンを生で観るまでは死ねないと今誓いました。
この表裏一体が、この対峙図が、デュオの醍醐味でなくて何なのか。
大事なのは意匠だ!意匠なのだよ…!! こんな醍醐味をドブに捨ててるオンリーペンの人たち可哀想!!!
サビを1小節ずつ細かく割ってるでしょ、
(∵)何もかも
(´・J・`)あげたのに
(∵)あなたのため
(´・J・`)捧げたのに 、、って。
Dominus(主)たる“あなた”に隷属し、全て捧げたじゃないかと男は嘆き訴えているけれど、
相手も同じように「捧げたのは私のほうだ」と思ってやしないか?
そして「無残に刺さった沢山の視線」などの意味深な言葉たち。ひた寄る死の気配。
作者は明らかに、何らかのストーリーを下敷きにしているように思える。
となると映画や文学作品や史実をモチーフにしている可能性を想います。最愛の者を殺める事に決めた誰かと、最愛の者に破滅せらるる運命を覚悟した誰かのお話を。例えばロミオとジュリエット。例えばフランス革命。例えば『野王』…。←
訳し方によっては(例えば「あなた」を「君」にしたり「お前」にしたり)限りなく色んな可能性が広がると思うけど、
でもバック・トラックの音の助けを借りて素直に考えるなら、主従関係にあった二人の決着シーンが真っ先に浮かぶ。だって「Dominus」。
まさしくこれじゃないですか…!!
こんなん、滾るなというほうが無理じゃけえのぅ!!!
この手の空想を始めると私の興奮は何万文字でもキーを叩かせ手に負えなくなりますゆえ、
今宵はこれにて止めときますが、
同じ趣味を持つオタク諸賢はご連絡ください。夜通しこの歌詞の謎について議論し、そして萌えましょう…。
イマジネーションの尽きない3分13秒です。
#10 Lucky Star
1曲について語りすぎた…!((((^q^)))) バカじゃないの私((((^q^))))
さて、9曲目で思わぬトラップが待っていたせいでもう朝の4時です。最後の曲はサラッといきます(え)
今度は色彩感あふれるピアノからの導入。ギターも一転、思いっきり生っぽい。
#6と似た雰囲気もありますが、いわばアンセムのポジションでしょうか。
作者は天下のマルチプレイヤー、Hitchhiker先生。
個人的にはこの曲こそ、「RISE」するイメージに恐ろしくぴったり来ます。
まさに新しい星がめらめら燃えながら生まれ来るような。
I'm your rock star! ふうの曲調で、I'm your lucky star。
自らのことを「僕は運がいい」と異口同音に語るユノとチャンミンが、今度は誰かにとっての“幸せぼし”となってくれる訳ですね。
ことに、リトルプリンス=星の王子様を自称する (´・J・`)してねえ
チャンミンのイメージにとても重なります。
詞も「ボクは孤独な星。だけどずっと側にいてくれた君のために光を送るよ☆彡」的な、
まぁドスンドスンと勇ましい曲調から想像したものよりかは
ずいぶんとメルヘンな。 (´・J・`)ほっとけ
でもやらしい感じでファンに媚びるんじゃなく、シンプルに「俺たちがキミの一等星さ!☆彡」と
宣言して(ユノさんに至ってはウィンクしてそうw)
ただそうやってドヤ顔で終わるエンディング、かっこいいね!最高じゃまいか!!
1番のサビをユノさんが、2番のサビをミンが、それぞれ丸々一人ずつ歌うアンセム。
それぞれの力強さに、リアルに“光”を感じる。眩しい…!神々しい!
こんだけスケールの大きな曲、ライブで一体どんな風にやるんでしょうね!?全く想像がつきませんが、とりあえず
(`∵)ノ 「ポ・イ・ニ!?」(見・え・る!?)
ってフレーズだけは覚えておこう…。ここでユノさんに
\見えるよー!/ってレスポンスする練習だけはしておこう…。2年かけて…。
ちなみにミンたんの時は
(*`・J・)ノ 「トゥ・リ・ニ?」(聴こ・え・る?)
だな…。よし、覚えなきゃ…。2年かけて… _φ(..)
◆◇◆◇◆
≪以下、読まなくていいあとがき≫
――例によって例の如く気持ち悪く論じてきましたが。
今回のアルバムは、スペシャルアルバムと銘打っているし確かに時期を考えれば“ファンへのプレゼント”的側面も強かったのだろうけれども、
内容自体は10周年記念盤『TENSE』(最後の曲は『AlwaysWith You』)に比べても実にフラットな、
「今」の東方神起をてらいなく表現した音楽作品であるように、私は受け取りました。
むしろスペシャルアルバムと銘打ったのが功を奏し、
これまでのフルアルバムにはなかった肩の力の抜け具合。大変耳に心地よくて、
夏向けのコンセプトアルバムと捉えても全然問題ないと思います!
気持ちよすポイント①…1曲1曲の尺が小短い。
「あぁんもうちょっと聴いていたいのにぃ~もう終わっちゃったぁ~んもうリピートリピート…」と女心をくすぐる術を心得ている。そういう意味でも韓国アルバムはモテであり、日本アルバムは非モテである。
(6分超えの大作もうお腹一杯だよって井上慎二郎先生に教えてあげたい)
気持ちよすポイント②…メッセージ性が適量。
東方神起は存在自体がメッセージなので余計な言葉は要らない。
気持ちよすポイント③…ほんとの意味での「温故知新」が成立している。
例えばユノは『Something』の世界観を映画『マスク』から着想しただとか、『I just can't quit myself』という歌は映画『ヘアスプレー』のイメージで歌うだとか、平気で口にします。でもそこから生まれてきたものはコピーの範疇に収まるものだと私は思いません。
要は自分自身のキャラクターが、お手本に負けてなきゃいいのだ。負けた時は「サルマネだ」と笑われる事になるが。(例:あちこちのファッションショーからパクってきたステージ衣装←)
このアルバム『RISE AS GOD』をぺろ~んと聴いてみただけでも、
いろんな時代のいろんな音に挑戦しているけども東方神起のキャラクターはやはり、
2015年的でカッコイイ。むしろ彼らのフィルターを通す事によって、
私なんかは過去歴代の様々な音楽の“元ネタ”を辿る旅に出たくなった。
ひいては、世界は何て豊かなんだろうと改めて噛みしめた。これ以上ない僥倖です。
ああ、夏の1日1日を美味しくしてくれる調味料にいっぱい出会えて幸せー!
もちろん秋も冬も春も美味しく聴けると思います、SMエンタの「チーム東方神起」に感謝。
今夜ユノとチャンミンがよく眠れていますように。
わしこそ星になって二人を見守りたい。今は別々の場所で戦う彼らだけれど、
星の遠さから見れば、すぐ隣同士にいる二人だと思うの。
【 RISE( ∵)人(・J・`)AS ONE 】