つめたい人と言われそう
でももっと悲しい瞬間に
涙は取っておきたいの
こんな曲を歌った80年代の美少女アイドルがいました。

(ご存知ない若人のために説明しますと『ごめんね青春!』でシスターの校長先生役やってた方ですw)
詞は日本人の安心、松本隆先生。
4月2日の東京ドーム『WITH』ツアー最終日、
東方神起が大泣きして観客もスタッフもみんなしゃくり上げて泣いた、
「これ泣かない奴は人間じゃねえぞ」みたいなあの激情空間の中にいて、
一滴も涙を落とさなかった冷たい人がいます。
私です。
どうも昔から、周りの人達が先に泣き始めるとぴたっと涙が出なくなる体質のようで
(なので幼いころ上記の松本先生の詞には少なからず救われた)、
加えて4月2日の東京ドーム公演のような、ああいう凄いものに立ち会ってしまうと
「おそらくこの先大きな意味を持ちゆく瞬間をいま目撃している。見逃しちゃイカン」
といったムダな体内ジャーナリズムが働き、心が緩むどころか
むしろどんどん研ぎ澄まされていくという…。
普段はちょっとした事でビービー垂れ流してる、安っすい涙のくせしてな!
でもさネットで4月2日のライブのレポを見ていた時なんかさ、
「スタッフの○○さんも泣いてた!」
「ダンサーさん達も泣いてた!」
「△△係の人もみんな泣いてた!」と、
涙 or NOT涙、の一点を基準に根こそぎシンパシーをつかもうとしている
“善なる特高警察”みたいなファンの心理的暴走をちょっとだけ感じてw
(果てはダンサーさんに「裏で二人も泣いてたんですか!?」とか訊く奴もいたとか)(ばかめ)
感情が昂ぶって泣いてる大の大人たちを見ると、またこちらの胸も打ち震えるのは
とてもよく解るけど。
だからといって泣いてない人が感動してないのか、スタッフさんの泣いてない日はあまり感動がなかった日なのかというと、決してそうではないんだぜ…。後になってから何度も思い返すのは案外オーラスじゃなかったりするぜ…?
ツイッターで見かけたものだと、
「いつ泣けばいいんだよ」っていうステージスタッフの男性のつぶやきには共感しました。
ユノとチャンミンの力、立派さ、美しさに圧倒されりゃ、
何度も出かかった涙がそのつど引っ込んじゃったよね(笑)。そうして引っ込んだ涙は
次の、もっといい時にきっとまた溢れてきてくれればいいよなぁ。と。
で、泣けない私は泣く代わりに4月一杯どうしていたかというと・・・、
ぼーーーーっとしてました。世に言う腑抜けです。
気が付くとパスタがぐつぐつ踊ってる鍋の中を見つめたまま意識トんでたり、
カーテンを閉めようと立った窓際で夕日の美しさに捕われて動けなくなってたり。(大丈夫か)
喪失感や失恋に近いような。
でもそれとも違うような。
だって心のなかを探ってみると、べつに寂しくはないんよ。
これこそ冷たい言い方になるけれども、ユノやチャンミンは元々
私のそばにいた人って訳じゃないからね。
これからもこれまで同様、WITHツアーのブルーレイ一枚あればいつでも一番かっこいい彼らに会えるし、
彼らが兵役行ってる間もこれ一枚でか~な~りの期間食い繫ぐ事ができると思ってるからw。
ツアー終わるたびによく「会えない」「寂しい」って声を聞くけど、
それはあんまりないです。元々「寂しい」と感じる神経が人より足りてないのかもしれません。
◆◇◆◇◆
はてさて、今日(もう昨日)ユノさんの入隊日が発表されましたね。
長かった。。。
個人的にはどうせ行くならサラッと、しれっと、速やかに行ってほしいと
ずっと思っていたから、今日の報せをトンペン外の友人から聞かされた時には
「ようやくか・・・」
が最初の素直な感想でした。
だってもうぼーーっと喪失感に浸ってられた春も過ぎて、
こちとらバリバリ社会復帰しとるしな!復帰せにゃ、しゃあないからな!
ワシすでに「東方神起を忘れて生きるコツ」みたいなものとか昔のニュートラルな状態とか、
徐々に取り戻しつつあるしな!
なんだか奇妙な心持ちです。
もちろん兵役なんて悔しいしムカつくし嫌だし嫌だし嫌ですよ、嫌だけど、
悲嘆する気分には全然ならなくて。
かといって前向きなポエムを綴る必要も感じなくて(笑)。
どうも、私から東方神起へと向かっている愛情の類は
どこをどう結んでも「兵役」という単語とうまく接続できないようです。
いつになったら接続されるんだろうナァ…とずっと他人事のように眺め続けてるんですけど、
そうこうしてる間に7月21日も来てしまいそうな。
チャンミンの入隊日だって来てしまいそうな。
(てかチャンミン君は早よ行きたまえ(<><>) ユノの翌月行きたまえ(<><>))
ただ、“二人が雲隠れした日常”に私もぼちぼち慣れていくしかないんだなー、と
坦々と心の準備をしてる状態。ニヒリズムとかじゃなく、
客観性を失くした先に待っているであろうシンドさが怖い。
そんなわけでブログ書いて自分の気持ちを整理したくなり、今夜はここにいます。
思うに、同じ独り言でも「ツイッター」は他者のワイワイガヤガヤにどうしても
多少引っ張られるもんで、苦い心情よりは楽しさを吐露するのに適しているけれど、
対して「ブログ」という場所は静か~~な中で好きなだけ独りになって、
納得いくまで近付いてみた自分自身のホントのホンネの状態で、他者と交われる。
ここに帰って来ると、あぁ……一人ぼっちいいなぁ……って、安らぎますw
私7月21日以降はブログの更新率上がるかもしれません(笑)。
なんにせよ。終わりの見えない洞窟の中、
『はい、ここで行き止まり!』との通告が今日来るんじゃないか、明日来るんじゃないか、と
びくびくしながら一日一日歩んでいた2010年のひと頃に比べれば、
今回のは期限が決まっているほんとの【休止】だもの。
どうっちゅう事はないです。
ケガなく心身ともに元気で帰って来てくれりゃあ、もう。
復帰後の彼らが果たしてどんな新しい姿を見せるのか、
その時のことを思うと既にワクワクしている自分もいたりしますしね。
あ、14日のソウルコンはライブビューイングで参加できることになりました(*^v^*)
(Kさんに感謝)(俺は安定の落選)
私の中では4月2日の東京ドームでいちど綺麗に完結している東方神起第2幕なので、
どんな心構えで鑑賞すれば良いやらよく分からないのですが、
とりあえず、しびれるパフォーマンスと名曲揃いの贅沢なセットリストで
目と耳を潤してもらおうと思ってます。楽しみだ~!