士業選びを間違えないために:相性と専門性を見極める力
行政書士 石川です。
「誰に相談するか」で結果は大きく変わる——これは私が17年以上、行政書士・宅建士として多くの相談を受ける中で強く感じていることです。
なぜ「士業選び」を間違える人が多いのか?
「とりあえず弁護士に相談すれば安心」「資格があるなら誰でもいいだろう」——そんな気持ちで士業に相談した結果、うまくいかずに私のもとにセカンドオピニオンを求めて来る方が後を絶ちません。
資格があるから大丈夫、、、、、、
ただの風邪ならいいかもしれませんが、実は違う病気だった、コロナのような新たなウイルス性のものだった、、、、
原因不明の病気、診断結果なかなか出てこないそんなものでも対応できる名医がいたらどうでしょうか?
「専門医」などもあるからか、お医者さんで考えるとイメージしやすいように思うのですが、その時に発揮する視点の持ち方はなかなか士業には適用されていないような気がします。
うまくいかなくなる原因の一つが、「相性」と「専門性」の見極めをせずに相談してしまっていることです。
相性は思っている以上に重要
人と人の関係である以上、修行との相性は非常に大切です。相談する側の言葉の選び方や感情の表し方、思考のプロセスなど、微妙なズレが積み重なって「話が噛み合わない」「なんだか不安」という状況になることはよくあります。
たとえば、出身地が近かったり、価値観が似ていたりすることで自然に信頼関係が生まれることがあります。これは、士業に相談する際にも起こりうることです。
士業ごとに専門性の違いがある
弁護士ひとつをとっても、民事・刑事・企業法務・家事事件など、それぞれ得意分野があります。にもかかわらず、漠然と「法律に詳しいから」という理由だけで弁護士に相談しても、うまく進まないこともあります。
逆に、弁護士に頼るまでもなく、行政書士・司法書士・税理士・社労士・不動産鑑定士などが対応可能な分野も多数あります。専門性を見極めたうえで最適なプロにアクセスすることが、問題解決への近道です。
士業も人間。性格が合わないこともある
実際に、私が顧問を務める企業の社長が弁護士に相談していた件で、「話が進まない」「対応してもらえない」「威圧的な態度を取られた」といった不満を感じていたケースがありました。
こうした問題の背景には、単なる専門知識の不足ではなく、士業としての対応力、人としての在り方の問題が隠れていることも少なくありません。
セカンドオピニオンの必要性と新たな試み
私は今後、「この修行で本当にいいのか?」「他にもっと相性の良い人がいないか?」という疑問に応えるためのセカンドオピニオンサービスを開始ししようと思います。
また、「士業の知り合いがいない」「誰に聞けばいいか分からない」といった方のために、適切な士業をご紹介することも対応していく予定です。
相談は一生に一度の重要な選択かもしれない
多くの方にとって、士業への相談は人生の中で何度もあることではないでしょう。だからこそ、最初の選択が重要です。「話しやすさ」「信頼できるか」「その分野に詳しいか」という視点で、慎重に選ぶことが求められます。
最後に・・出会いは準備してこそ得られる
SNSの発達により、今はさまざまな士業の意見や情報にアクセスしやすい時代になりました。とはいえ、良い出会いは準備してこそ得られるものです。
日頃から「信頼できる相談相手候補」と接点を持っておくこと、困ったときに頼れるネットワークを意識的に広げておくことが、いざというときに大きな差を生みます。
ご相談はお気軽に・・・・ 47mediacreation@gmail.com
