【副業×契約書】第5回:未払いトラブルを“確実に”防ぐ方法
副業とは言っていますが、副業に限らず大事なことかと思います。
総務などの方も知っておくと良いかもしれません。
さて、副業の相談で最も多いのが、実は「報酬が支払われない」というトラブルです。
相手が悪質な場合もあれば、単なる管理ミス・担当者変更・社内承認の遅れなど理由はさまざま。ただ、共通して言えるのは、最初の段階で防げるものが多いということです。
1. 最初に「支払いルール」を書面で明示する
未払いを防ぐ最大の武器は、取引条件の事前明示です。
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報酬額
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支払期日(例:月末締め翌月末払い)
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支払方法(振込・手数料の扱い)
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遅延時の対応(再請求タイミングなど)
これらをメールで合意しておけば、
「そんな話は聞いていない」と言われる可能性がぐっと減ります。
2. 納品物に「証跡」を残す
未払い案件の多くは、“納品の証拠”があいまいです。
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納品メール
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添付ファイル
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相手からの受領メッセージ
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チャットでの「確認します」返信
これらはすべて 支払い義務を裏づける証拠になります。
3. 発注元の会社情報を必ず確認する
副業で多いのが、「個人名だけで仕事を受けた」ケース。
未払い時に連絡がつかず泣き寝入り——という例が本当に多いです。
最低限知るべきは:
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会社名(または個人事業主名)
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所在地
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担当者の本名
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電話番号 or 固定の連絡手段
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請求書宛名
怪しいと感じたら、無理に受注しないことも大切です。
実際、会社名があって、契約書があっても会社が存在しないこともあります。
年に一度か二度はそのような相談もあります。
4. 期限を過ぎたら“即”リマインドする
支払いが遅れても「言いづらい」と放置しがちですが、
実は早い段階で言えば言うほど通りやすいのが実態です。
例:「〇月〇日にお支払い予定の件、念のためご確認をお願いいたします。」
冷静・淡々と事務的に伝えるのがコツです。
ご参考にしていただければと思います。
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