士業選びを間違えないために:相性と専門性を見極める力

行政書士 石川です。

「誰に相談するか」で結果は大きく変わった——これは私が17年以上、行政書士・宅建士として多くの相談を受けている中で強く感じていることです。

なぜ「士業選び」を間違える人が多いのか?

「とりあえず弁護士に相談すれば安心」「資格があるなら誰でもいいだろう」——そんな気持ちで士業に相談した結果、うまくいかないと私のもとにセカンドオピニオンを求めて来る方が後を絶ちません。

その原因の一つが、「相性」と「専門性」の見極めをせずに相談してしまっていることです。

相性は思っている以上に重要

人と人の関係である以上、修行との相性は非常に大切です。 相談する側の言葉の選び方や感情の表し方、思考のプロセスなど、意外となズレが重なって「話が噛み合わない」「なんだか不安」という状況になることはよくあります。

かつて、出身地が近かったり、価値観が似ていたりすることで自然に信頼関係が生まれることがあります。

士業ごとに専門性の違いがある

弁護士ひとつを、とても民事・刑事・企業法務・家事など、それぞれ得意分野があります。 とはいえ、一応「法律事件に詳しくから」という理由だけで弁護士に相談しても、うまく進めないこともあります。

逆に、弁護士に頼るまでもなく、行政書士・司法書士・税理士・社労士・不動産鑑定士など対応可能な分野も多数あります。専門性を見据えた最適なプロにアクセスすることができ、問題解決への近道です。

士業も人間。 性格が合わないこともある

実際に、私が弁護士を担当している企業の社長が弁護士に相談していた件で、「話が進まない」「対応してもらえない」「威圧的な態度を取られた」といった不満を感じていたケースがありました。

この問題の背景には、単なる専門知識の不足ではなく、士業としての対応力、人間としての在り方が隠れていることも少なくない。

セカンドオピニオンの必要性と新たな試み

私は今後、「この修行で本当にいいのか?」「他にもっと相性の良い人がいないか?」という疑問に応えるためのセカンドオピニオンサービスを開始しようと思います。

また、「士業に関する知識が無い」「誰に聞いても分からない」といった方のために、適切な士業をご紹介することにも対応していく予定です。

相談は一生に一度の重要な選択はできないかもしれない

多くの方を大切に、士業への相談は人生の中で何度もあるわけではありません。

最後に:出会いは準備してこそ得られる

SNSの発達により、今は様々な士業の意見や情報にアクセスしやすい時代になりました。

日頃から「信頼できる相談相手の候補」と接点を持っておきましょう、必要なときに頼れるネットワークを意識的に広げておくことが、いざという時に大きな差を生みます。

 

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