今日は行政書士の方の案件で、大物が一件終わりました。
事件としては全国版のニュースになってもおかしくないくらいのものではないかと思います。
内容はと言うと、委任状等を使う文書偽造が大きな問題となるものでした。
私も相続に関する仕事においては委任状等をいただいて戸籍請求、住民票請求等をして、相続人確定することが1つの仕事になっています。
ですから、私も通常は、委任状を自筆していただくのですが、役所の方では全ての委任状について自筆かどうかの確認はされていないかと思います。
また、それに加えて、印鑑は実印も含めて家族であれば持ち出せてしまいます。
このような状況の中で、印鑑証明書を偽造し、さらに委任状や契約書を偽造し、土地の名義変更をされたという方からの相談がありました。
年齢が重なり、判断能力が少し低くなっている方の状態に乗じて、偽造文書を作成し名義変更をしてしまったのです。
これは、なかなかないことですので、信じられませんでしたが実際あるんですね。
私も日頃から相談の際に、偽造書類の作成にてを貸さないということは基本的なこととして捉えていますがしばしば、誰かにそそのかされて偽造文書を作成してしまう方がいらっしゃいます。
本人が同意もないのにを作成しあたかもその状況があったような書類の作成をすることも、事実と異なるものであれば違法となります。
今回は簡単にはできない、登記名義の変更までされていたので本来はすべき司法書士のチェックが十分に行われていなかったということが1つの大きな原因となります。
確かに知り合いに専門家がいるという事は何かをするときには非常に助けになることもあるかと思います。
専門家の方でも、当然ですが自分が作成する書類が事実や意思に合致しているのかという事は気をつけていなければいけません。
私はラジオでも団体でも詐欺撲滅についてのお話はさせていただいておりますが、身近なところでそれに近いようなことと色が起きているということを思い知らされる案件でした。
しっかりとした知識を見につけることそして、適切な答えをもらえる友人知人もしくは専門家と日ごろから付き合っておくということが非常に大事だと感じました。
体の健康も社会的な健康も人間関係も全て生活習慣が大事であると痛感した事件となりました。
今日も最高の一日を!
グッドラック!
徳川綜合法務事務所
JOEプロダクション
石川裕也
#偽造 #相談 #相続