サーモグラフィカメラの効果 | 旬を楽しむ!

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1月1日 神奈川県相模原市

 

この日は、サーモグラフィカメラを持参してのムササビ観察でした。

 

食痕となる枝拾いをした後は、まずは、ムササビがよく入る巣箱を観察してみます。巣箱の穴と底の温度が高くなっています。つまり、ムササビが巣箱の中で寝ていることを意味します。

 

ちょっと遠いこちらの巣箱はやや上から見ているので、巣箱の底の温度はわかりませんが、巣穴の温度が高いことがわかります。こちらの巣箱にも、入っているようです。

 

3個目の巣箱です。こちらは、明確な高温部がありません。つまり、この日は入っていないということ。この巣箱は不人気で、私の観察している限り、入っていたことはありません。こういう巣箱の前で待っていると空振りになるので、サーモグラフィカメラの効果は大きいです。

 

そこで、最初の巣箱の前に戻ってスタンバイ。この日は、出巣が、やや遅めでした。16時40分が日没でしたから、通常なら17時10分に活動開始のはずです。しかし、なかなか顔を出しません。巣穴から顔を出したのは17時17分。7分の遅刻です。それでも、サーモグラフィカメラのおかげで、中にいることはわかっていましたので、焦ることはありませんでした。

 

顔を出してから1分後、出巣しました。

 

一気に駆け上ったかと思うと

 

すぐさま近くの木へ滑空しました。

 

木の横枝に止まったかと思うと、パラパラと音がしてきました。巣から出るとすぐにウンチをするのがお決まりです。

 

肛門を拡大してみると、ちょうど排便をする瞬間のようで、丸い正露丸のような糞が写っているように見えます💦

 

しかし、この後、ムササビの鳴き声は複数確認したものの、姿を見ることはありませんでした。繁殖期の12月が過ぎると、急に活動が鈍くなったのか、それとも個体数が減少してしまったのかはわかりませんが、ちょっと寂しい夜となりました。