6月24日 相模原市城山湖
ダム湖の手すり沿いを丁寧に見ていたところ、約3ミリの小さなハエトリグモを見つけました。
TG-6で拡大すると、オレンジ色の脚をもった美しい姿のクモでした。
カタオカハエトリという人気種らしいです。
手持ちのハエトリグモハンドブックによると、今までご紹介してきたハエトリグモは、どれもレア度★の普通種なのですが、このカタオカハエトリは唯一★★となっており、にわかファンとしては貴重な一種のはずでした。
いやあ、かわいい~。
もっと撮ろう!と思った瞬間、このクモが消えました…。逃げた?
いや、なんということでしょう。後ろから近づいてきたレア度★の極々普通種であるネコハエトリが襲いかかって、一瞬のうちに食べてしまったのです。
カタオカハエトリを押さえこむネコハエトリ
なんとことをしてくれたんですか…と言いたいところですが、これも自然の現実。
もしかしたらカタオカハエトリは、私に気を取られて、周囲の警戒心がおろそかになっていたのかも。とすると、責任の一端は私にも…😪
ネコハエトリのレレレのおじさんのような無邪気な顔を見れば、これも当然のことと納得するしかありません。
※レレレのおじさんには、悲しい過去があり、実はちょっと寂しいキャラクターのようですが…
腹部がオレンジ色なのはメスの特徴のようです。
カタオカハエトリとの逢瀬は、ほんの数秒で終わってしまいました…。ハエトリグモがハエトリグモを食べる。考えてみれば、自然界では、スズメバチがミツバチを食べる、猛禽類が猛禽類を襲う、ということは普通にあるのですが、衝撃的な一瞬でした。