しみじみと… | あづまの書斎

あづまの書斎

基本的には私が読んで面白かった本のご紹介です。
時々、時事や身の回りの出来事なんかもお話させていただきます。

2年と少し前から東海地方に出向しておりましたが、関西の元の所属への復帰が決まりました。
それを受けて、本日、関西に復帰してから借りる部屋の内見をしました。
私鉄の特急停車駅から徒歩で3分ほど、スーパーや個人でやっている食品を扱うお店、喫茶店やコンビニも近くにあるなど、初期費用が少々高い事を除けばなかなか満足度の高い部屋です。

関西に戻れる事、なかなか良い部屋が見つかった事を母に真っ先に報告しようとしたのですがーーー
ホンマに、お母ちゃんおらんようになってもうたんやな。

母が還暦を迎えたあたりから、母が亡くなったらおそらく泣くだろうなと思っていました。
母が難治性のガンである事を出向先の上司に報告した時、その後の経過を報告した時、いずれも泣きそうになりました。
ですが、いざ、母が息を引き取ったと知らされた時、その後の通夜、本葬でも泣けませんでした。
自分は悲しんでいるんだろうか?と、自分でもよく分かりませんでした。
ですが、こうして、嬉しいこと、楽しみにしている事を他の誰よりも先に共有したい母はもういない事を突きつけられると、しみじみと、何とも言えぬ寂しい気分になります。


追記(2022年5月29日)

いい年をして未だ独り身の上、仕事を抱えているため、まとまった時間を作ることが難しいので、一ヶ月先ですが、引越しの荷造りを今から始めたほうがいいだろうと考え、何から手をつければ良いか考えているのですが、ついつい、お母ちゃんおったら色々アドバイスもらえるのに、などと考えてしまい、考え出すと母のことを思いわずらうあまり何も手につかなくなってしまいます。

これが悲しいって事なんですね。