あづまの書斎

あづまの書斎

基本的には私が読んで面白かった本のご紹介です。
時々、時事や身の回りの出来事なんかもお話させていただきます。

絵がド下手くそなこともあってアートにはあまり興味がなかったんだけど、先ごろお亡くなりになった山田五郎氏のYoutubeチャンネルを見てるうちに、もっとカジュアルに楽しんでもいいものかも知れない、と思っていたところに写真の踊る猫ちゃんに誘われて行ってきました。





なかなか面白い展覧会でした。

幕末から明治初期の、動乱と、海外から色々なものが入ってくるというエネルギー溢れる時代をユーモラスに描いた作品なんかもあって、技術的なことはあまりわかりませんでしたが、それでも面白いと思える内容でした。
あと、¥700で音声ガイドが聞けるデバイスを借りることができたのですが、ガイドを担当されていたのが関智一さんで、声優ってこんな仕事もあるのかとそっちの方面でも少し感心しました。

もうすぐ終わり(9月23日まで)ということもあってなかなかの盛況ぶりで、後ろに気を遣って作品の一つ一つをじっくりと鑑賞するのが難しかったんだけど、みんなあんなペースで分かるんだろうか?
構図を検証したり画面の隅々まで見てどこにどんなものが描かれているのかを見たかった私にはそこが物足りなかった。
今度、気になる展覧会があれば、自分のペースでじっくり鑑賞できるようなスケジューリングが必要ですね。

 

 

この本のタイトル、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、まさにこ数年の間ワタシ自身悩んでいた事で、それの解決法を求めて約10日がかりで何とか本書を読み終えました。
本書の結論は読書術ではなく働き方論、生き方論です。仕事に全身全霊を傾けるなんていう自己搾取的な生き方をやめ、余裕残しで仕事をして、できた余裕で本を読みましょう、というものなのですが、本書が刊行された約3年前ならあまり相手にされない主張でしょうけども、AIの発達が著しい今日では、職種によってはあながち無理筋な主張とも言えないのではないかという気がします(著者がそのような形での実現を望むか否かは別として)。
 
結論に至るまでに、なぜ本が読めなくなるのか、もっと言えば、スマホでネットニュースやらSNSはチェックできるのに本はどうしてダメなのか、が語られていて、つまり、働く人は効率性を求め、職場からも求められる。すると、自分が欲しい情報以外は、例えそれが非常に価値のあるものであったとしても自分のニーズにマッチしていなければそれをノイズと認識してしまう。
本書で書かれているこの考えを軸に本とインターネットを比較すると、特定の情報のみを欲している人からすれば、インターネットは欲しい情報のみを素早く入手できるが、本というのは欲しい情報とその周辺の色々な情報が組み合わさって成り立っていて、確かにノイズのかたまりでしょう。
が、同時に思ったのは、人間というのは、メーヘレンに騙されたブレディウスのように、欲しいものが目の前に現れると真贋を問わずに飛びつく生き物です。何かについて知りたいと思ってインターネットを検索して、様々な検索結果が表示されるけど、本と違って周辺情報がないためその場で真贋が判定しづらい。その真贋の分からない情報の中から、以前から脳の機能との関連で言われている事ですが、大抵の人は検索結果の中から自分のイメージに合う、自分に都合の良い情報、つまりはノイズにならない情報を選り好みしている。これの危険性は繰り返し指摘されている通りだと思います。(最近は検索結果と同時にAIによる検索により表示されている情報の要約が出るようになった。これが検索者の主観的な情報収集行動をある程度補正してくれることを願う)
 
私も情報は背景などの周辺情報も知っておいた方が良いと考えている。それは真贋を判定するためだけではなく、とある情報が成立するに至った経緯などを知っておくとその情報を取得した目的の場面以外で応用が効く事が幾度かあったからで、俗な事を言うと、そうやって持っている知識の応用を披露すると周囲に一目置かれる。
そんな下心もあってこれからも本を読んでいきたいとは思うが、結局は私も仕事に全身全霊を傾けてしまう凡百な人間に過ぎないので、本を手に取るまでに1週間、読むのに2週間とかかかっちゃうんだろうな。

 

注意

ブログ主は科学分野に関しては全くの素人ですので用語等の使い方に間違いがあるとは思いますが、そこは大目に見ていただけると幸甚です。

 

2025年の12月初旬から禁煙外来に通ってチャンピックスを服用してタバコをやめようとしています。

実は、チャンピックスを服用してタバコをやめようとするのはこれが2回目でして、健康上の理由で5年以上前に一度タバコをやめたのですが、やめてから2年ほどがたった頃に、『どうせまたチャンピックスでやめれば良いし』、という軽い気持ちでまた吸い始めたのが間違いとケチのつき始めで、『さて、やめるか』と思って禁煙外来をネット検索したら、なんと、製造工程で発がん性物質が見つかったとかでチャンピックスは出荷停止。チャンピックス以外ではタバコをやめられる自信は微塵もない(チャンピックスでタバコをやめる前までにもニコチンパッチやニコチンガムなんかを試してみたけど全然ダメだった)ので、チャンピックスの出荷が再開されるのを一日千秋の思いで待っていた訳ですが…。

3年半ほど待つ事になりました(2025年10月30日から販売再開)。その期間中に吸うタバコによる害と、古い方の製法のチャンピックスを服用してタバコをやめられたとしたら、どちらが健康に対する悪影響は大きいのだろうという疑問を持ちつつ、再び禁煙外来の門を叩いた訳ですが、記事を書いている時点でチャンピックスの服用を始めて概ね2週間が経っていますが、見事なまでにタバコを吸いたいとは思わないですし、イライラしたりとかいった離脱症状はほとんどありません。やはり本家本元は違いますね。

 

チャンピックスが止まっている間、チャンピックの主成分(?)とかいう『パレニクリン』を摂取できるとかいう、とりわけ特許関連の法律の観点から完全セーフなのか少々疑問を抱く、某国の製薬会社が出している薬剤を個人輸入して試してみたのですが、結論としては全然ダメでした。

ウィキペディアのバレニクリンの記事に書いてある薬理作用によると

α4β2ニコチン受容体の部分作動薬作用(刺激作用と拮抗作用)によって発現する。刺激作用は部分的でニコチンより弱い。ニコチン受容体を軽く刺激することで少量のドーパミンを放出させ、禁煙に伴う離脱症状やたばこに対する欲求を軽減する。拮抗作用は、ニコチンのニコチン受容体への結合を妨げ、その作用を弱める。ニコチンによるドーパミン放出を抑制することで、喫煙による満足感を得られにくくする

事によりニコチン依存を低減するとのことで、チャンピックスのパッケージを見てもバレニクリン以外の成分の表記は見つけられないのですが、恐らく、バレニクリン以外にも何か入っているんじゃないかと考えています。

 

世界最先端を争っている機械メーカーに勤めている知り合いがいるのですが、彼から聞いたことがあるのは、特許というものは取得すると対象の技術は公開されてしまうため、その特許を迂回する技術を作られてしまう可能性がある。よって、本当に秘密にしておきたい、かつ、分解した程度では分からないような部分は敢えて特許を取らずに隠すのだそうです。

薬品というものでそういう事が許されるのかどうかは疑問ですが、チャンピックスにもそうやって隠されているものがあるのではないかと考えています。

 

とはいえ、素人がなぜチャンピックスだけが効くのかを考えたところで何の得にもなりませんので、とにかく、私としてはタバコが止められたらそれで良く、2026年に達成したい最初の目標でもあります。