最後の日 | A happy manual ~シアワセの説明書~

A happy manual ~シアワセの説明書~

飽き性の凝り性の”たれ”が綴る
私自身がシアワセになるための説明書です。

-お品書き-
・じてんさのこと
・うさぎのこと
・釣りのこと
・他愛もないこと
ボチボチやって行きます。

ご意見ご質問はdahonclubtokai@gmail.comでもお受けしております。


11月3日文化の日


午後6時、
出張へ行く途中、
看護師さんからのTEL。

 

 

ヘルパーさんから、

お母さまの容態がおかしいって
連絡がありました。


出張をキャンセルして
名古屋へ戻る。


やっと到着したのが
午後8時。


ヘルパーさんがいらっしゃった。


本当は5時で帰られるはずなのに

3時間も待っていてくださった。


母親が、
朦朧とした意識の中で

 

頑張るから、帰らないで。

 

ヘルパーさんにすがったらしい。

驚いたやら
申し訳ないやらで、
お詫びしてお帰りいただいた。

帰り際、

お母さんまた明日の朝くるから
がんばってね。


と言い、
涙ながらに部屋を出て行かれたことで
あらためて容態が深刻だと思った。



祝日ということで、
先生は医師会の会合
看護師さんはお休み
だったのに来てくださった。

午後10時になっていた。

それでも来てくださった。


結局母親は持ち直し、
安心して
皆さんとともに一旦部屋を離れた。



翌々日・・・。



 

通勤電車の中で、
母親が息を引き取ったと聞いた。