流鏑馬の後は、いよいよ遠野まつりのオーラス、伝統芸能団体による八幡宮の馬場めぐり。
鹿踊りだけでなく神楽、神輿、田植え踊りに手踊りとあらゆる団体が一緒に馬場を練り歩くカオスな催しだ。団体の数は60を超えるともされており、この馬場めぐりが最も遠野らしい光景だと称賛する人もいる。
白の装束の附馬牛系鹿踊りに続き、長野、板沢といった団体が続く。途中で違う地域の鹿が混ざったりもしており、当人たちもあまり統制が取れていないように見えるが、その混沌すら在りの侭に受け入れて来たのが遠野という土地の歴史なのだろう。
馬場外側の土手に多くの人が上って鹿踊りを見学しているが、我々は流鏑馬が終わり空いた内馬場の真ん中に陣取ることが出来た。見やすいし広く、とても良い。馬場めぐりはもう少し続く。