遠野放浪記 2015.01.12.-07 開発と分断 | 真・遠野物語2

真・遠野物語2

この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

昼食後、汽車の時間まで少しあるので、駅に戻りながら街を歩いて見ることにした。

雪は残っているが、除雪が行き届いていて歩き難い場所は殆ど無い。

 

 

そんな街の一角に、坂本稲荷神社というところがある。

 

 

建物の間に細く急な階段があり、上った場所に小さな空間があって御社が鎮座している。

 

 

 

 

 

屋根からは氷柱が垂れ、街の片隅にまだ冬が留まっていることを実感させる。

 

 

神社には裏道もあり(実際のところどちらが表参道なのかは不明)、街の反対側に抜けられる。

 

 

 

此処に神社の由来が書いてあるから、こちら側が表参道なのかもしれない。

以前街の高台にあった寺の和尚が、街の人々から稲荷大明神を勧請して欲しいという願いを受けてこの場所に建立したのが、坂本稲荷神社の原型だったそうだ。

 

 

新しい道が出来たことで一度は寺の境内が分断されてしまったと書いてあるが、確かに神社の下の道は、小さな丘を切り崩して拓いたような形状をしていた。

 

 

 

駅近くに戻った我々は、小さな雑貨屋に立ち寄ってみた。

 

 

 

 

 

入り口に馬の頭が置いてあってかなりのインパクトだ。

 

 

雑貨だけでなく、2階にはカフェもあり、落ち着いた雰囲気の中でコーヒーがいただける。

 

 

今回は少し余った時間で立ち寄っただけなので、じっくり商品を吟味して買いものしているほどの余裕はなかったが、そのうちゆっくり来てみても良いかもしれない。