遠野放浪記 2015.01.11.-10 一本モノ | 真・遠野物語2

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この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

出初式の次第が全て済み、建物の外は消防団員たちで溢れ返っていた。

 

 

これから各自で街へ繰り出し、仲間内で食事をしたり、酒を飲んだりして盛り上がるのだろう。

 

 

 

俺も駅前へ戻り、昼ごはんを食べることにした。

今日は珍しく、通りを歩いていて2匹の猫に出会った。比較的暖かい日とはいえ、冬に建物の外で屯ろしていて寒くないのだろうか。それとも、実は結構猫がいるのだが俺が気付いていないだけだろうか。

 

 

 

昼ごはんはカッパの店にした。

 

 

いただいたのはジンギスカンチャーハン。甘辛風のたれで味付けがされていて、確かにジンギスカンなのだが焼肉にして白いごはんと一緒に食べるのとは全く違う。新しい境地である。

 

 

そして今回は、デザートメニューにコンセイサマパフェなるものがあったので発注してみた。

生クリームの中にそそり立つ、黒光りするイチモツが極めてヤバい。

 

 

 

なおこの日は、第33回皇后杯・全国都道府県対抗女子駅伝の開催日であり、たまたま店のテレビで流れていたのを見ていた。この大会は何故か毎年、非常に白熱した接戦になるので、今では開催日を楽しみにしている大会のひとつなのだが、初めて見たのがこの日だった。

途中から熱中して長居してしまったのだが、そんな俺の様子を見たカッパ店長がサービスで甘酒を出してくれた。米の食感が残る甘酒はとても暖かく、熱中した身体がさらに熱くなり汗びっしょりになってしまった。

 

 

美味しい甘酒をいただき、気温が下がって来る午後も乗り切れる。

で、この日は出初式が一日中続くのかと思い午後も予定を入れていなかったのだが、半日空いてしまったのでどうしようかと思い、ふと15時の汽車で宮守に行ってみることにした。特に大きな理由はないが、宮守が好きなのだ。

 

 

この年は比較的雪が少なく見えるが、それでも冬らしい景色になって来た。

 

 

2両編成の汽車が到着。連休中日の夕方前にしては、乗客の姿は多いようだ。

 

 

宮守に向かうのは、9月に鹿倉胡桃ちゃんの誕生日を地元で祝って以来である。