遠野放浪記 2014.09.13.-10 銀河鉄道の黄昏・そのよん | 真・遠野物語2

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この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

汽車はまだ空が辛うじて明るいうちに遠野駅に到着した。

17時には海からやって来た汽車と、内陸からやって来た汽車がすれ違い、長い旅の途中で一瞬の邂逅を果たす。


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今日は此処で降りる人の数はそう多くない。

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跨線橋からは、日が沈むのを前に六角牛が黒い稜線を描き出しているのが見えた。

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反対側のあの山の向こうには、石上の姿がある。

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遠野三山の内の二座に見下ろされる場所にある遠野駅から、俺の旅の続きが始まる。

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遠野駅前は既に閑散としていて、何人かの地元民が屯しているだけだ。秋の遠野まつりが翌週に控えているため、今日は観光客も多くないようだ。

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さて、これまでの4人は訪遠当日か翌日が誕生日だったが、胡桃ちゃんの誕生日までは2日程時間がある。地元の菓子屋に直接誕生日ケーキを発注しても充分間に合うので、今回はとぴあに入っている菓子屋に発注することにした。

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今回頼んだのはこの店だ。

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一番見た目が可愛いバターチョコレートケーキを発注し、明後日の開店と同時に引き取りに来ることにした。これで安心して、今日と明日いっぱいは遊ぶことが出来る。

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安心したところで甘いものを食べようと思ったのだが、生憎カッパは店を休んでいた。其処で、今日は民話通りにある待月に入ってみることにした。

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何時もカッパの店にばかり顔を出しているが、たまには他の店を開拓するのも良い。

今回はチョコレートパフェを発注。俺が大好きな生クリームが大量にトッピングされているのでこれだけで嬉しいのだが、その上にさり気無くたけのこの里が乗っているのを個人的には褒め称えたい。

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なおこの店では、某居酒屋の従業員がこっそり油を売っているのを目撃することがあるのだが、それはまた別のお話。