釜石大観音の足元からは、さらに見事な釜石湾の風景が見渡せる。
波の濃淡に船の航路跡、海の表情が良く見える。観音の上にある展望台からは、もっと素晴らしい景色が見られるのかもしれない。
この仏舎利塔は、1975年にスリランカ共和国から恵贈され、1977年に落慶したという歴史を持つ。
入ってすぐに目に入る仏舎利安置塔は、高さが3.2メートルもあり、九輪には同じくスリランカから恵贈された800カラットのトパーズがあしらわれている。
此処に安置されている仏舎利は、スリランカはコロンボにあるケラニア寺院の仏舎利塔より分骨され、釜石大観音とケラニア寺院は姉妹寺院の関係であるという。
地上階には、スリランカだけでなく様々な国より恵贈された仏像が飾られている。元々この場所は「釈迦を原点とする超宗派」を念願としており、国境を越えた信仰はそれを体現しつつあるのかもしれない。
しかしながら、この仏舎利塔のもうひとつの見所は、地下にある。