Mジュニアバスケットボールを立ち上げることにしたと、前回お伝えしました。
実は、あの日、あの時まで、
そういう形でスタートさせるということは、
想像もしていなかったのです。
11年前の冬、8か月の大きなお腹で、県大会に出場した日。
当時指導していた名古屋市立中学校の男子バスケットボール部のみんなと、
目標だった県大会に出て、
その日を境に、自分の中では、
バスケットボールとのかかわりが全く変わっていました。
バスケットをしない、みない、考えない。
そこまでで、全てやり切ったという気持ちが大きかったから。
とてもすっきりした気分で、何かにざわつくこともありませんでした。
娘たちが成長して、何故か処分せずに置いてあったスラムダンクを読み、
読みこみ過ぎて、セリフまで覚えて、3人でスラムダンクごっこしていた時も、
「ふーん」という感じ。
(この、「ふーん」は、とてもフラットな感じで、良いも悪いもない、中庸(笑))
長女がバスケットを始めた時も、「ふーん」
一緒にバスケの試合を観に行きたいと、観戦したときも、「ふーん」
長女に教えてほしいと言われた時は、「うん」と、まぁ、少し教えた程度。
最近になって、長女が真剣になってきて、
長女の仲間たちも一緒に教えてほしいと何度も言われて、
「そうね」と、答え、
娘と仲間が、みんなで練習できる児童館に行く段取りまで整えて、
そこに来てほしいと言われた時、下の子が調子が悪くなり、
延期…
小学校に来て指導してほしいと、子どもたち。
「うーん…」と思っていました。
そんな流れの中、どうしても試合を見に来てほしいと、子どもたち。
そして、試合を観に行くことになりました。
会場で、試合を見ているうちに、
これまでの出来事、想い、感情.…
点と点だったものが、一気にいくつもの線になり、
激しくスパイラルして、光って、のぼって、
気がついたら、その中から
「やる!」
という思いだけが、ピカピカして現れました。
とってもとっても不思議な感覚。
でも、それは、私には、とっても大きく尊いものに感じられました。
「よし、やろう!」
そう思って、そのまま区役所に。
試合観戦後で、お腹のすいた二女と三女を連れて。
何をどうするってことも、知っていたわけではないけど、
「こういうことがやりたいです」って、相談したら、
ものすごくはやく対応してくださって。
すぐに関係各所に連絡をとってくださり、
進み始めました。
その日できることは、全部終えて、家に帰ることに。
その車の中、二女が急に、
「お母さん、本気出したね」と。
びっくり(笑)
こうして、立ち上げることになったMジュニアバスケットボール。
そこへの想いは、また次回☆