AIのための「ファイアウォール」。 | ITコンサルが語る よりわかりやすい 情報処理技術者講座

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役立つ情報、事例、コンテンツ、思考法 ・・・などなどを
のんびり綴ってゆきます。

報処理技術者試験

 午前問題

を学習していれば避けて通れないのが

 ファイアウォール

です。



まぁ、外部のネットワークから送られて
きたデータや、内部から送信しようと
しているデータを確認して、
通過させるかを判断したりする訳ですから

 避けて通れない

機能になりますよね。



ところが、このファイアウォール

・通信の送信元
・あて先(パケット)


を見て、通信の可否を判断しており、

 データの中身

までは確認していません。このあたりは

 郵便物

と同じですね。 d( ̄▽ ̄) 



ですから、郵便物の中身の文章に

 _φ( ̄▽ ̄) ←悪いやつ
 ひひひ ・・・ 脆弱性のあるコードが
 書いてあるんだぜ~


とか

 _φ( ̄▽ ̄) ←悪いやつ
 ひひひ ・・・ 機密情報がたくさん
 書いてあるんだぜ~


などと書かれていても

 すり抜け

が起こってしまいます。更に、最近は

 生成AI

に対して、プロンプトを介して情報が
受け渡しされるようになりました。



そんなときに

 プロンプトを確認

するようなソリューションとして最近、
注目されているのが

 AIファイアウォール

と呼ばれるセキュリティサービスです。

※ 本日の原稿を ChatGPT 4o で画像化


生成AIを用いたアプリケーションと
利用者の間に入って

・AIへのプロンプト入力
・AIによる出力


の両方をリアルタイムで監視して、
有害な入出力をブロックする訳です。



これらの背景には

・データポイズニング
(生成AIの学習データに
 有害な操作を施す攻撃)


・プライバシー攻撃
(AIモデルやデータから
 機密情報の漏洩を狙う攻撃)


・プロンプトインジェクション
(AIモデルに本来想定されていない
 挙動を促す攻撃)


などが増えてきたということがあります。


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