「箇条書き」の内容にはすべて触れたほうがいいのか。 | ITコンサルが語る よりわかりやすい 情報処理技術者講座

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のんびり綴ってゆきます。

前、午後2の問題文の中で

 通常の文章(べた書き)

で表現された

 複数の項目

が登場した時の考え方について
こちら で述べたことがありました。


要は、

 A、B、Cなどが〇〇

というケースと、

 A、B、Cが〇〇

というケースについては

 「など」の有無

によって

 見分ける

といった話です。



それを踏まえた上で、これが

 箇条書き

になった場合は、どのように考えたら
よいのでしょうかという質問を
受講生の方から頂きました。


この問題文であがっている箇条書きの3点はすべて論文に盛り込む必要があるでしょうか? 問題文では「次のようなことを考慮することが重要である」とあり「~など」というような記載がなかったので、このような場合は、すべて盛り込む or どれかを盛り込むで悩みました。
(ST フルサポ受講生、岐阜)



この受講生の方は、無理にすべてを
盛り込もうとするとボリューム的に
厳しいと考え

 d( ̄▽ ̄) どれかを盛り込む

と判断したそうです。
※ その判断で間違いないと返信しました





の質問を受けて、

 すべて盛り込む

場合の表現が、過去の問題文に
登場しているかを探してみました。



幾つか探してみると、多くの場合

 次のようなことを〇〇する

という表現の後に箇条書きが続いており
意味的には、この受講生の方の判断通り

 どれかを盛り込む

という形になっています。



そこで、全てを盛り込む場合は

 次のことを〇〇する
(「ような」が抜けている形)


という表現ではないかとあたりをつけ、
過去の問題文を探してみました。



すると、ST(ITストラテジスト)
過去問の中から

平成23年問2
 次のことが重要である

平成26年問3
 主な~を次に示す


といった

 「ようなが抜けている形

を見つけました。

 

 

 

しかし、いずれも前後の意味から

判断する限り、

 すべて盛り込む

ときの表現ではありませんでした。



結論としては、午後2では

 すべてを盛り込む

場合には、箇条書きを

 使わない

と考えました。



ただし、SA(システムアーキテクト)
平成28年問1

 次のような手順で

という「ような」が登場するケースでも
すべての(番号付きの)項目が

 必須

になっているものも中にはあるので、

 機械的に判断

するのではなく、文脈から見抜くように
したほうがよいでしょう。


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