先日、
松本零士さん
の訃報が流れ、SNS 上でも
・宇宙戦艦ヤマト
・銀河鉄道999
といった単語が賑わっていました。
【「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」松本零士さん死去、85歳 急性心不全】
「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などの作品で知られる漫画家の松本零士(まつもと・れいじ)さん(本名・晟=あきら)が2月13日午前11時0分、急性心不全のため、都内の病院で亡くなった。85歳だった。
このニュースに対しては、
3,000件以上
のコメントが書き込まれており、
多くのファンがいたことがわかります。
それと同じ日に
携帯電話の父
と呼ばれ、現在の携帯電話網の基礎となる
技術の研究で大きな成果を残された
奥村善久さん
という方の訃報も報じられていました。
【奥村善久氏が死去 携帯電話網の基礎技術を開発】
現在の携帯電話網の基礎となる技術を開発した金沢工業大名誉教授の奥村善久(おくむら・よしひさ)氏が18日、死去していたことが20日、大学への取材で分かった。96歳。
こちらのニュースに対するコメント数は
わずか数件でしたが、奥村さんの
研究成果
は
現在のスマホ
(第5世代(5G)携帯電話)
にもつながる技術であるため
利用していない人
などはいない程の大技術です。
現在のスマホにもつながる技術と
いう点に興味が湧いたので調べてみると
・電波伝搬特性の解明
・奥村カーブの確立
といった点だそうです。
これは、最も初期の携帯電話(1G世代)の
開発段階において、無線機器で使用する
電波が届く強さ
を
・開放地
・郊外
・中小都市
・大都市
といった様々な環境で実測した
集計データを元に
近似したカーブモデル
を作ったようです。そのカーブモデルとは
↓こんな 感じのものです。
引用)奥村・秦カーブ 計算ツール
携帯電話の電波を発する基地局から
d( ̄▽ ̄) どのあたりまで
電波が飛ぶかな~?
と計算するために使われ、この結果から
d( ̄▽ ̄) じゃあ、この辺に
次の基地局を作らないとね!
と携帯電話網をデザインしてゆく訳です。
ちなみに、こちら の記事によると
このカーブモデルが作られた時代は、
σ( ̄▽ ̄) の生まれる前、IoT どころか
電卓も、無い時代らしく
真空管製の測定器
をバスに積み込んで、
ペンレコーダ
で受信電界強度を記録しつつ、都市部の
電波伝搬特性を記録してゆくといった
アナログな方法
でデータ取りをした上で、近似値を求める
計算式を探っていったようです。
そして、このカーブモデルが現在でも
携帯電話サービス構築時のシステム設計の
よりどころ
とされているそうですよ。 d( ̄▽ ̄)
松本さんと奥村さんの
ご冥福をお祈り致します。
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