AU の視点(au の支店ではない)。 | ITコンサルが語る よりわかりやすい 情報処理技術者講座

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「情報処理技術者試験の合格」を目指す人にとって
役立つ情報、事例、コンテンツ、思考法 ・・・などなどを
のんびり綴ってゆきます。

度学習させても、
音声入力で、私の iphone では

 au支店

と出てきてしまいますが、今日は

 AU 視点

のお話です。



AU(システム監査技術者)の午後1に
取り組んでいらっしゃる受講生の方からの
解答を拝見していると

 ( ̄▽ ̄;) あれ?この表現だと
 
AU の視点 になっていないぞ?

というものを稀に見かけます。



試験要綱の対象者像にも

 監査対象から独立した立場で

とあるように AU

・開発者
・利用者
・監査報告の利用者


などの立ち位置とは別のところから

・点検
・評価
・検証


といった確認を行うことになっています。



ですから AU の午後1の設問や
模範解答では

 確認する

という表現が頻繁に登場します。



設問であれば

 確認 した内容を述べよ

といった形ですし

 具体的な監査手続を述べよ

も、確認する内容(監査要点)が
問われていると言ってもよいでしょう。



解答であれば

 〇〇を 確認 したか
 〇〇を 確認 する


などが用いられます。



ここで解答の部分をしっかり分析すると

 確認者

つまり、確認をした人というのが

 AU 以外の人

になってしまっていることが
意外に多いのです。



おそらく、解答を作っている段階では

 _φ( ̄▽ ̄) AU が ・・・

と考えてはいるのでしょうが、
作成された解答を見てみると

 ( ̄▽ ̄) あれれ? この書き方だと
 監査対象部門の人の
確認 では?

と感じてしまう解答を見かけます。



例えば、システムテストをテスト担当者が
実施した場合には、詳しく書くと

(テスト担当者は)
 テスト計画書にある
 テスト項目の合否を確認して
 テスト成績書を作成する

(PM や承認者は)
 テスト成績書にある
 テスト内容や結果を確認して
 テスト成績書を承認する

(AU は)
 テスト成績書にある承認印を
 確認する


となります。同じ

 確認

という表現を使っていても、
確認している人や対象が
違っているのがわかりますよね。



テストによって

 システム品質を
 確認 した


のは

 テスト担当者視点

ですし、テスト成績書によって

 システム品質を
 確認したものを
 確認 した


のは

 PM や承認者視点

です。AU の場合は、テスト成績書の
承認印によって

 システム品質を
 確認したものを
 確認したことを
 確認 した


という

 AU 視点

になっていなければならない訳です。



なんだか、転職のサイトのCM みたいに

なってしまっていますが ・・・

※ CM は否定・二重否定・三重否定ですが



設問で問われている「確認」と、
あなたが解答した「確認」を、ぞれぞれ

 誰がどの視点から

確認したのかをしっかりと意識して
解答を作りこむようにしましょう。


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