先日、ある受講生から
( ̄▽ ̄;) 最近よく聞く
PoC ってどんなものですか?
といった質問を受け、話が弾んだので
ちょっとシェアしておきます。
PoC はアルファベット読みでもよいですし
ポック
と読むこともあります。
※ 「ぽこ」とは読みません d( ̄▽ ̄)
Proof of Concept の略で、日本語では
・概念実証
・実証実験
などということもあります。
PoC の考え方自体は新しいものではなく
( ̄▽ ̄+) このアイデアが
うまくいくかを、あらかじめ
チェックしようぜ!
という工程なので、今までも様々な
試験区分で、そして様々な形で午後2の
問題文の中にも登場しています。
それらを見てみましょう。
■ ST(ITストラテジスト)
・・・ IT戦略の策定に当たっては、・・・ 有効なIT、IT導入プロセス、推進体制などを検討し、事業への貢献を明らかにする。
まぁ、STさんの場合は
最上流
で戦略や計画を立案するので、どうしても
不確実性
が高くなります。そのために、
問題文で登場するような視点から
検討
を行う機会が多くあります。
更に、STさんは基本的には
対経営者
という立ち位置なので、
投資判断の材料
としてのアウトプットを得るためにも
PoC は重要になってきます。
■ SA(システムアーキテクト)
平成30年問1 業務からのニーズに応えるためのデータを活用した情報の提供について
近年、・・・ 業務からのニーズに応えるために、データを活用して情報を提供する動きが加速している。このような場合、SA は、業務らかのニーズを分析した上で、どのような情報を提供するかを検討する必要がある。
情報処理技術者試験では、ST による
企画の立案を受けて、SA さんが
具体的なシステム計画
を立案してゆくことになります。
そして、企画の実現のために様々な
・活用技術
・活用方法
などを具体的に決定してゆきます。
その際に、
( ̄▽ ̄+) STさんに言われたから
検証はしなくてもいいや~
では、実績のない技術や、活用事例の
少ないアイデアなどは、思うような
成果
が出せないかもしれません。
ですから、ここでも PoC が行われ、
サービスやソリューションの対象範囲を
考えたり、条件を変えた検証を
繰り返してゆく
ことになるのです。
■ SM(ITサービスマネージャ)
・・・ SM は適切な費用改善策を立案し、実施する必要がある。
(略)
SM は、関係部門と協議し、費用対効果、実現可能性などを十分に検討した上で費用改善策を決定し、実施することが重要である。
システムやサービスの導入が決まり、
運用が始まっても、それまでと同じように
PoC を行うことがあります。
問題文にもあるように、SM さんは
継続的な改善
を行ってゆくことがお仕事ですから
( ̄▽ ̄+) もっと
良くならないか?
( ̄▽ ̄+) もっと
付加価値を付けられないか?
ということを考えてゆきます。
その段階も、やはり PoC です。
なんとなく、世の中の
流行ワード
として、PoC が取り上げられている風潮が
ありますが、情報処理技術者試験の
学習をされているあなたであれば、今まで
やってきたこと
なのです。
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